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今週のテーマ
会議番号:2162
会社を敵対的に乗っ取るのは悪い事だと思いますか?
投票結果
52
48
441票
400票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年05月14日より
2007年05月18日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
野村修也 中央大学法科大学院教授、弁護士
あっという間の1週間でした。順位は最後まで低空飛行でしたが(笑)、中身の濃い議論ができて心の底から満�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
このサーベイ、おもしろいです (IPウーマン・38歳)
郵政民営化問題の時に「民営化されたらすぐに外資に乗っ取られる」と反対していた議員の主張を聞き、なるほどそうか、と思って民営化には反対していました。私を含め日本国民が外資という言葉になぜ過剰反応してしまうのか、それは経営に対する考え方がまったく異なるからなのだと納得しました。日本のトップの多くは経営感覚に乏しく、企業家(起業家)精神がないように見えます。外資参入が不可避であるなら、単に食い物にされないよう、各個人が組織運営の基礎や経営を学ぶ必要があると思います。
敗者復活の道を拓く (しまうまぴょん・京都・パートナー有・40歳)
M&Aの結果、失職するのが最大の弊害だと思いますが、失職しても比較的容易に正社員に復活できる社会的なセーフティネットの構築と、個人の能力を再教育する機会の充実があれば心強いです。今の日本では、一度正社員から外れると、そこに復活するのは本当に大変です。スキルアップに日々努力するのは当然としても、受け皿が乏しく「いつ切り捨てられるか」といった状況では、安心して働けません。一方で、今後は「会社に就職する」のではなく、「業界に所属する」といった意識改革も必要かもしれません。
同じルール、違う価値観の共存 (ハルミン・東京・31歳)
敵対的買収に象徴されるようなグローバル化は、日本に活が入る良い事だと思っていました。しかし今回じっくり考えて、変わりました。「外資という概念は世界に広がる冷厳なルール、日本だけ違うルールの下に暮らしていくことはできない」……その通りだと思います。しかし、ルールは一緒でも価値観はさまざまでいいと思うのです。株価より、企業の志や社員らとの信頼関係を優先したければ上場しないのも選択。私たちも「上場は企業の“優劣”とは無関係」と発想転換する必要があると思います。
買収の原因を追究して対策を (non蒼papa・千葉・パートナー有・46歳)
価値のない会社に敵対的買収はないと思います。となると、価値のない会社(が存続していたとして)は、そもそも価値を上げるようにするのが先決ですし、価値のある会社は、なぜ買収されるのかを追求することになるでしょう。買収されるのは、活用されていない財産があるからであり、それを活用する方策を知るための研究と実践が求められます。「敵」の手の内、やり口を知ることも欠かせないと思います。個人は、買収の反射ではじき出されても、やっていけるという能力と心構えが必要ですね。
会社経営とは (大塚 祐司・奈良・パートナー無・27歳)
買収や合併が世界中で行われているなか、そのすべてが友好的買収であることはありえないと思います。しかし、“すべて”の総意をまとめることは、どんな優れた経営者でも不可能だと思いますし。それでも、会社は利益を創出し続けなければなりません。そのためには、敵対的買収も視野に入れてマネージメントするのが真の経営者だと思います。
5日目の円卓会議の議論は...
「経済ネタも楽しめます!」
あっという間の1週間でした。順位は最後まで低空飛行でしたが(笑)、中身の濃い議論ができて心の底から満足しています。当初スタッフの方から「経済ネタは苦戦する場合が多い」と言われたのですが、どうしても皆さんのご意見をうかがいたく、やや強引にこのテーマを選ばせていただきました。
その甲斐あって、最後にはIPウーマンさんのように「おもしろい」と言ってくださる方も出てきましたし、今回取り上げさせていただいた、しまうまぴょん、ハルミンさん、non蒼papaさんをはじめ幾人かの方々とは、
連日お寄せいただく鋭い投稿
を通じて深く交流することができ、とても幸せだったと思います。
さて、サーベイ全体を振り返ってみますと、何よりもまず、
敵対的買収も悪いとは言い切れないという方(Noの方)が意外に多かった
ことが指摘できます。「敵対的買収=悪」と決め付ける風潮が一般的である中で、このように票が分かれたことは、Yesの方もNoの方も、皆さんの投稿をよく読んで、深く考えながら投票してくださったことの現れではないかと思います。
YesもNoも紙一重。
これこそが、今回のサーベイを通じて、
皆さん方自身が導き出した共通の結論
だったのではないでしょうか。
それに加えて、今回のサーベイには、もう一つの大きな発見があったように思います。世の中には、「経済問題は分かりにくい」とか、「経済問題は専門家に任せておけば良い」といった考えの方が時々おられます。でも、そんなことはありませんよね。今回のサーベイで分かったことは、
経済問題もまた、私達一人ひとりの哲学や生きる姿勢、それに日本の将来に対する問い掛けを含んでいる
ということだったと思います。
今回取り上げさせていただいた投稿をもう一度読んでみて下さい。
学びの必要性を訴えるIPウーマンさん
セーフティネットの構築と個人の意識改革を求めるしまうまぴょんさん
多様な価値観に基づいて株式上場の意味を問い直そうと訴えるハルミンさん
買収に負けないための研究とスキルアップを提言されるnon蒼papaさん
敵対的買収を視野に入れた経営を求める大塚祐司さん
いずれの方々も、
敵対的買収という一見自分とは無関係に見える経済問題を、
自らの生き方や社会のあり方にからめて
力強く語っておられます。
どの意見も説得力があり、とても参考になりますよね。誰もが経済社会の中で暮らしているわけですから、経済ネタを興味深く語り合うことは難しいことではないはずです。それどころか、経済ネタへの関心を高めると、話題の幅が広がり、人生が豊かになるかも知れません。
「経済ネタも楽しめます!」
そんな思いが少しでも共有できたとするならば、それだけでも今回のサーベイは大成功だったのではないでしょうか。
しかし! どんなに自画自賛しても株価(順位)が上がらなければ、それは単なる自己満足にすぎません。それが、私たちの社会の冷厳なルールですよね(笑)。だから、
折角いただいたキャスターの地位を乗っ取られないように、次回は、経営戦略を練りに練って再登場
させていただきたいと思います。もしその機会が得られた折りには、皆さんまたよろしくお願いします。
いずれにしても、たくさんの方々から多くの元気をもらうことのできた楽しい1週間でした。本当にありがとうございました。
野村修也
中央大学法科大学院教授、弁護士
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