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今週のテーマ会議番号:2945
新入学・入園、子どもの不安をケアできますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2010年03月29日より
2010年04月02日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
皆さまの投稿には、「一緒に登校する」「寄り添う」という発言が複数ありした。行動で示せない時も多いので……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 12月まで一緒に登校しました (レスペクト・神奈川県・パートナー無・45歳)
昨年4月に小学1年生になった娘。地域には彼女しか1年生がおらず、学校の先生も保育園の先生とは全く違う対応で違和感てんこ盛り。4月はがんばっていましたが、GW後に出勤で一緒に通学路を行く私の手を離さない状況になり、結局学校まで同行すること12月まで。娘との会話で学校で意地悪する子の話がでてもこちらがオーバーリアクションにならないよう配慮し、娘の気持ちを整理し、対応方法を一緒に考えたり、ひとつひとつ彼女が乗り越えて言っている様子を親からも伝えたりし、うまくいきました。

yes こどもにはタイプがある。 (fuyukas-tony・愛媛県・パートナー有・60歳)
女2人男1人の子がいます。それぞれの性格は随分ちがいます。また、子どもに対する親の見る目や子どもへの関わり方も随分違っていました。と言うより、一番上は本人ひとりに掛かりっきりにできるけど、他は違うし、他の子育ては経験則がある分、余裕がある。また、末っ子は、どうしても、甘く見がちなる。だから、子どもの性格のタイプが変わって来るのだと思う。子育てに100%はない。だが、子ども姉弟同士、けんかしながら仲良く育つ。寄り添って生きる喜びが大事。

no 不安が不安をあおっている (歌バカ・北海道・パートナー有・45歳)
昨年、小学校でいじめに関する調査がありました。記名式で、いじめられていると感じているか、クラスにいじめはあるか、など詳細なものでした。いじめという言葉が様々な内容を含むようになり、重大な結果を招くことがある、ということを子どもも理解しており、たった7歳でいじめに身構えているのが伝わってきてかわいそうになりました。情報が氾濫していることで子どもの不安をあおっているような気がしてなりません。

no 親が心配し過ぎなのでは (Pururu・東京都・パートナー有・49歳)
私がこどものころは学校は何があっても行くもの、と思ってました。先生が手を挙げるこがあっても(これには反対ですが)ニュースにならなかったし、子ども同士のいさかいは時が解決してくれたように思います。高齢出産でほぼ40年ぶりに訪れた小学校で、親の過干渉、先生の腰の低さに驚きました。子どもの不安は親の不安が伝染しているのではないか、と思うことがあります。また子どもの不安を大人がどんどん取り除いていくので、自分で打開する力が弱いなぁと思うこともあります。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
居場所、依存対象のなさが不安を強くしている
皆さまの投稿には、「一緒に登校する」「寄り添う」という発言が複数ありした。行動で示せない時も多いのですが、「子どもを守る、信じる」というメッセージが子どもに伝わることが重要ですね。一方「情報の氾濫や親の不安が子どもの不安をあおっている」とう意見もあります。親の不安をなくし大人が情報を適切に子どもに伝えるということになるでしょう。

昨日まで私が述べた
1.最近、子どもは不安を感じやすい
2.学童期は対人緊張・不安が強い時期である
3.言葉で表現することが難しく身体化しやすい
4.本人自身もその不安が過剰で何とかしたいと思っている
5.周囲の気づきが少ない
ということ、を大人が共通に認識することも重要です。

対応のヒントとしては、まず<子どもの視線で考える>ことです。大人には「臆病」や「精神力がない」ように思える子どもの行動も、子どもにとって本当に恐怖であることもあります。
そのためには、<子どもの話を否定することなく聞いてみましょう>
分からない時は、少し年上の子どもや学生に意見を求めると参考になるでしょう。

一方で、不安が強いということは融通が利かず、また環境の変化に弱いということです。
無理強いするとさらに増悪します。もちろん他人に迷惑がかかる行動などは絶対に認められないと示すべきですが、服装、趣味、生活習慣など、ある程度のことは許容するとよいでしょう。

近年の子どもの不安の増加は、居場所のなさ、依存対象のなさが関連していると思います。子どもだけでなく、親にも居場所や相談相手がないように思えることが少なくありません。相談体制の充実させること言うまでもありませんが、漠然と一律にという考え方ではなく、必要な人(特に親子それぞれ)にサポートを行うなど、「チーム」でケアする必要があります。居場所、相談相手が身近にいないのであれば、地域の社会・人的資源を積極的に利用できるような体制が整備されていくことを期待しています。1週間おつきあいいただきありがとうございました。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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