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今週のテーマ会議番号:1836
学校での「宗教文化教育」は、必要?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2006年03月06日より
2006年03月10日まで
円卓会議とは

井上順孝
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
井上順孝 國學院大学教授
円卓会議議長一覧
美術や歴史などの授業を通して宗教文化教育ができるのでは、という提言がありました。宗教は文化に広く関わ……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 食べものや文化と組み合わせて (airy・神奈川・パートナー有・40歳)
宗教は本来、さまざまな風土や文化、歴史のなかで生まれてきた、心豊かなものであると思います。最近、興味をもって日本古来のもてなしや、しきたりなどを調べているのですが、そこには「祈り」や「願い」がこめられていることが多いことを知りました。例えば、世界の食べ物や文化、有名な絵画や歴史的建造物といった共感を得やすいものから宗教文化をひもといて考えてみると、「暗記する」だけの勉強にはならずに、興味が広がると思います。

yes 歴史教育の中で (jagao・神奈川・パートナー有・35歳)
宗教教育の意図が「争いを防ぎ平和な社会を実現する」ことであり、歴史教育の意図が「よりよい未来をつくるために過去を学ぶ」ことにあるとしたら、歴史教育に組み込むことが実践的と思います。例えばある戦争について、両民族の宗教や立場を説明し、子どもたちを2つの民族に分けます。そして、それぞれの立場で意見を主張させ、では仲良くするためにはどうしたらいいかを考えさせ、実際にはどうしたのか(もしくはしなかったのか)を教えるなど……。そうすることで、相互理解の難しさ、大切さを教えられるのではないでしょうか。

yes 多様性の理解と寛容の精神を (HIKO・東京・パートナー有・42歳)
ある特定の宗教に偏って教えたり、その考え方を強制するような「教育」には反対しますが、世の中にさまざまな宗教や文化があることを理解し、お互いの宗教・文化を尊重する精神を学ぶことは、やはり必要ではないでしょうか。でも「学校」に限らなくても良いかもしれませんね。

yes ビデオなどの教材を使えば? (まみむめまま・パートナー有・40歳)
私は特定の宗教を持っていませんが、哲学としていろいろな宗教を知っておくことはいいかなと思います。それぞれの世界観をかいま見ることで、その矛盾点にも気がつくのではないでしょうか。ヘンな新興宗教に入れ込むこともなくなるかもしれない、と思うのですが。直接宗教家に教わるのでなく、公平にビデオなどの教材を使って、あとは子ども達が話し合う、という形はどうでしょうか? 話す人の人柄などに、人は、特に子どもは影響を受けるので、直接宗教家に教わるのは怖い気がします。

yes あったほうがよい (harukawhite・東京)
世界で起こっていることにアンテナを張る為にも、宗教教育はあったほうがよいと思います。ただし、デリケートな問題なので、どのように取り組むのかが、一番の課題だと思います。公立学校での教育では、宗派に属している人たちが他の宗教について学びを深めるということに対してどう感じるか、差別のような考え方が出てこないかが重要だと思います。冊子のようなもので、独学できる範囲のものがあるとよいですね。そうすれば、親子で学べますし。

no 社会科で勉強すれば十分 (ギエム・東京・パートナー無・49歳)
少なくとも公立学校での宗教教育というのは問題があると思います。宗教というのは極めて個人的な問題だと思います。学校で教えるものというより、家庭の教育の範疇に入るもののような感じがします。宗教に頼らない道徳教育が必要だと思います。今って道徳の授業などはあるのでしょうか?
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
未来の状況を想像しながらアイデアを
美術や歴史などの授業を通して宗教文化教育ができるのでは、という提言がありました。宗教は文化に広く関わっているので、こうした試みは可能かと思います。むろん他の科目でも可能なはずです。

ただ現状のままでは、個々の先生の資質に依存することが多くならざるをえないでしょう。見識のある先生なら、公立の学校でもいろいろな科目を通して、実質的に宗教文化教育をおこなっていくことが可能です。

しかしながら、次の一歩をと考えると、そうした個々の先生の努力に依存するだけでいいか、ということも考えてみたいです。

この問題には前にも少し触れましたが、少し想像力が必要です。それはグローバル化という言葉が端的に示すように、今の子どもたちが社会で活動する頃は、一段と異文化との日常的接触が増えると予測されます。

今の40代、50代の人たちが子どもであった頃、たとえばイスラム教徒(ムスリム)たちの実際の生き方に関心を寄せる必要があった人は、どれくらいいたでしょう。しかし、これからはムスリムとの結婚さえ、決して珍しくはなくなっていくことと思います。

韓国に行けば人口の約3割はキリスト教徒です。東南アジアに行けば、たとえばタイでは戒律が厳しいうえ、座仏教の僧侶がいて227もの戒律を守っています。

近隣のアジアとの付き合いだけ考えても、宗教が占める比重は決して少なくはありません。そういったことを教師や親、生徒たちが学べるセンターという構想もあっていいのではないでしょうか。

10年先、20年先の日本人と世界の人々とのつきあいはどうなるか、宗教文化教育を学校教育に導入しようとすることの可否も、また実施しようとする場合の具体的アイデアも、未来への想像力をできる限り働かせて考えてみてください。1週間、どうもありがとうございました。

井上順孝
國學院大学教授
井上順孝


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