性感染症を調べる方法

みなさんの投稿を読むと「どんな機会にチェックできるの？」という疑問があるようですが、「性感染症のチェックをしてください」というのは、なんとなく言いにくくても、他の検査のときに性感染症もさりげなく調べる方法はないのかが気になっているようですね。

一般的に婦人科検診と言われているものの中には、性感染症の検査は含まれません。性感染症は基本的に、抗原検査と抗体検査からなる血液検査により行うのですが、婦人科検診は一般的に子宮頸がんや卵巣のチェックをするために細胞を摂取したり、超音波をとったりという検査ですので、たとえその時に性感染症であっても、判明するわけではありません。

また献血によって判明することはないかと聞かれることもあります。献血の際に行う血液検査では、言うまでもなく血液を提供する人より提供される人のために調べるのですが、その際にもちろん性感染症を含めた感染が発見されることはあるでしょう。ただそこから先はプライバシーの問題もあります。ただ献血を続けていて何も問題がない、というならば、何にも感染していないということは言えると思います。

また「どうしても婦人科の戸をたたくのは……」という方に、最近は在宅検査というサービスも行われているようです。基本的に性感染症の検査などは、症状が進行して手術となるような場合を除き、自己負担となっています。ただ安心を得る、と考えれば、思い立ったときに検査を受けることをおすすめしたいと思います。