

両親の離婚で……(くまりん・未婚・35歳)
どうしようもない理由で両親が離婚したのが20年前。家族は極限状態だったのですが、それでもなお母は離婚すべきかどうか迷っていました。母子家庭となった時にわたしに降りかかる、有形無形のハンディキャップを考えてのことです。中学生だったわたしは離婚を強く勧めました。母の心配は現実となり、さまざまな壁にぶつかり、挫折したことも乗り越えたこともありましたが、精神的にはこれで良かったろうと思います。ただ…わたしの心象風景として、ピアノの下に隠れて聞いた母の嗚咽と、父のいない最初のクリスマス、というのが強烈に残っているんですが、これがどういう意味を持つのか、わたしには判りません。あまりの極限状態にいたために、わたしの記憶の一部は欠落しています…。
熟年離婚した母の子ども返り(東京・未婚・39歳)
うちの両親は、いわゆる熟年離婚組。子どものために離婚しないという人は、「そんなことすると、隣のおばちゃんに怒られるわよ」という、バカ母となんの変わりもないと思う。わたしの場合、離婚後、特に母親が子ども返りして非常に困った経験がある。いつでも誰かのためにしか生きられなかった母親の想いが、わたしひとりに集中した。しんどかった。
シングルマザー(東京・独身)
子どもが赤ちゃんの時からシングルマザーです。血縁に関係なくいろいろな人の力を借りてここまできました。でもやっぱりきついです。よく、自由でいいねと言われますが。経済的なことは大したことじゃないのです。それよりも、伴侶がいないことの孤独、不安は大きいし。パートナーシップを築けなかったという負い目はあります。これから伴侶を見つけようとしている人、若い人には、絶対お勧めしない、真似しちゃいけないと言っています。今、時代の変わり目にいるわたしたちが、機能不全家族を次の代に受け継がせないという役目を負っていると思います。だから、片親でも、子どもには最善の環境を整える努力を続けるつもりです。
「我慢」を思い出さないといけない時代(既婚・42歳)
真剣に離婚を考えましたが、思いとどまりました。昔の様に子どものために我慢ばかりさせられていた女達とは違い、今の女は貪欲に自分の人生を生きていこうとするある意味で強さがあると思います。それなのに、シングルママや、ドメスティックバイオレンスに対する福祉のサポート体制の悪さは問題があると思いますよね。本当の意味での豊かさが欲しいですね。日本も日本の夫婦達も何が一番大切ななのか真剣に考えて、やっぱり、もう少し「我慢」を思い出さないといけない時代なのかなあ。
簡単に決意できますか?(あいちゃん・横浜市・未婚・26歳)
ちょっと予想通りの結果でがっかりです。確かに「子どもの為」をいいわけにしている夫婦や、そんな親を持って苦しんでいる子どももいるでしょう。しかし、自分が本当にその立場になったらそんなに簡単に離婚する決意をするでしょうか?離婚しても子どもを育てながら働けるのでしょうか?娘が、親の離婚が原因で結婚できなかったらその悲しみを受け止められますか?もう少し本音の部分で、自分と子どもの幸せを考えるべきだと思います。
子どもの気持ちも複雑です(sweetsweet・茨城・未婚・22歳)
わたしの両親は子どもが社会人になってから離婚しました。子どもが何不自由なく生活出来るように……と親心だったのかしれませんが、そういう結果が出るまでの家族生活は冷えきっていました。どちらにしろ、子ども心として傷がつきました。両親の気持ちも解るけど、子どもの気持ちも複雑です。

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