

先入観を与えないように(そうたん・東京・31歳)
基本的に何でも食べさせてみます。辛いとか、苦いとか、熱いとか、経験をすることにより、子どもが自分で気をつけるようになりました。気分が乗らない日はにんじんが嫌だとか、野菜はいらないとか言いますが、お腹がすいている日は、香りの強いものでも、固いもの(ごぼうなど)でも食べます。親が「これ、食べられるかしら?」と不安になると、子どもも「やばいかも」と感じるらしいので、どんな時でも、食材に対する自分の先入観を見せないようにしています。子どもが自分の経験で好き嫌いや味の良し悪しを決めれば良いと思うので。
食べず嫌いが多いと恥ずかしい(かおりん参上)
子どもが2歳ごろまでは、甘いお菓子は食べさせたくなかったのですが、親類のおばさんの「いろんな味・いろんなおいしいを体験させたほうがいい」という言葉、そしてその人が、子どもと同い年の甥にボーロなどやっているのを見て、方針を少しだけ転換。韓国の子は3歳でもキムチを食べるというし、舌や脳に経験値は必要です。大きくなって食べず嫌いが多いと恥ずかしいしね。
食べることは心の栄養(しずかちゃん)
料理好きで、食べ物に興味もあるので、子どもが小さい時から、楽しみも込めていろいろなものを食べさせてきました。でも、子どもは小食で、食べることに興味が薄く、がっかりすることの連続でした。一生懸命作っても食べてくれないという気持ちだけでなく、栄養は足りているだろうか、こんなことで、食べる楽しさや、味覚は育っていくのだろうか、と不安でした。それでもあきらめずにせっせと作っては食べさせていけたのは、義母や夫がおいしいと言って喜んでくれることで、自信を失わずいられたからです。
また「育む」というのはすぐ結果が出ないもの、子どもを信じて、小さな積み重ねをしていこう、きっとこの子の心に残っているはず、と思い続けていました。信じて待った甲斐があったのか、小5の娘は今、和洋中なんでも、野菜、海草、キノコが大好き、煮物に納豆、玄米ご飯等々、好き嫌いなく何でもモリモリ食べる子に変身してしまいました。素材の入手先や調味料がちょっと変わっても、すぐ指摘します。味覚障害が取りざたされる昨今、本当の味、心のふるさと、伝えていきたいです。食べることは心の栄養でもありますから。
外食嫌いになってしまうほど(夢追人・千葉・既婚・40歳)
わが家の子どもたちはすでに17歳と15歳になってしまったので、これはもう10数年前のことになります。パン、ケーキ類、肉まん……とにかく手作りにこだわってがんばりました。当時は在宅で仕事をしていたからできたのかもしれませんが、子どもたちにも手伝わせながら、さまざまなものを手作りすることで、子どもたちの食に対する興味が広がっていったような気がします。黙って作るのも変なので、子どもたちとの会話も弾みました。ただ、すっかり外食嫌いになってしまい、仕事が忙しくても手抜きがちっともできないのはつらいですが。
「嫌い?」が嫌いなものを生む(ぶどう)
「子どもの食べ物好き嫌いは親が原因」と専門家が言っていたことがありますが、そのとおりだと思います。いろいろな味を食べさせる。どんなものでも「おいしいよ」と誘うことで、嫌いは生まれないでしょう。「嫌い?」「イヤ?」と問い掛けるだけで、「嫌い」が生まれるのですから。「嫌いなら食べなくていい」のは大人になってから。子どもはいろいろな味や食感を知る権利があるのでしょう。わが子たち(小学生と保育園)には、好き嫌いがまったくありません。

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