
公共の場所では(柚花・東京・パートナー有・28歳)
監視カメラによって犯罪が減るとは思いませんが、出来心や軽犯罪は減るのではないかと思います。監視カメラによるプライバシーの侵害については、たとえばトイレの個室やお店の試着室など、一応人目を配慮している場所に対する設置は、プライバシーの侵害だと思いますし不快ですが、道や公共の場所での監視カメラの設置はもともと他人の目があり、誰が見ているかわからないですし、行動もそのように意識しているのでここに監視カメラがあったとしてもプライバシーの侵害に当たるという気がしません。それよりも、もしも何かあり、目撃者もいないときに頼りになる事を考えれば、設置は良いのではないかと思います。
人の目が監視役だった(もりぴぃ・埼玉・パートナー有・33歳)
カメラがある場所でもない場所でも、最終的には変わらないと思います。私の会社が運営する店舗には、お客様用の広い駐車場があります。数年前から周辺地域に車上荒しが流行り始めたため、まずは監視カメラを設置し、駐車場のあらゆるところに「24時間監視カメラ作動中」という看板を取り付けました。その後しばらくは何事も無かったと記憶してますが、ここ1〜2年ほど前に連続して被害が起こりました。そこで次の対策として警備員さんに常に巡回してもらう方法を取り、その後は1件も起こっていないと聞いています。私の会社にはセキュリティ専門の部署があり、そこの担当者曰く一番の抑止効果は人の目だと言っていました。西さんのおっしゃる通り、昔は人の目があらゆる所にあって監視役にもなっていたのかもしれません。しかし今は、同じように人の目があったとしても無関心であることが問題なのだろうと思います。
人とのつながり(カヅキ・千葉・パートナー有・34歳)
いまやどこにでも監視カメラが設置されており、犯罪者もそれを承知の上です。実際、まずカメラを壊したり、カメラに映っても身元が簡単に割れない格好で犯罪に及ぶケースも多々あります。犯罪を減らすにはもうカメラでは限界にきていると思います。以前、警察の人から聞いた話では自治会でパトロールを行ったり、近所の人がみんな顔見知りといった地域ではやはり犯罪が少ないのだそうです。人とのつながりの復活、当たり前だけどなかなか難しいテーマです。
ご近所付き合いにより(erierineko)
向こう三軒両隣という言葉が聞こえなくなって久しいですが、監視カメラよりも大切で私自身あってほしいのは、ご近所づきあいだとか、人とのつながりだと思います。私の住んでいるところは挨拶することが多いですし、犬を飼っている家庭が多いので顔見知りになっています。万が一のことを考えると、少し悲鳴を上げただけで近づいてくれるような人間のつながりによる環境づくりのほうが効果があると思います。そのため、監視カメラでは犯罪は減らないと思います。
人が直接監視しあえば(ウナギイヌ・北海道・パートナー有・31歳)
監視カメラとプライバシーの関係を考えた本を読みました。監視カメラによって目に見えるところでの犯罪は抑えられても、犯罪を抑制することにはならないと思います。自分の立場でしかものを見ることができない人を増やす原因の一つになりえるとも思います。身近には、監視カメラの存在はまだ感じられません。私の住むアパートは人通りの少ない道の行き止まりにありますが、近所のおじいさんがいつも家の周りの手入れや掃除をしてくれているお陰で、安心感があります。おかげでゴミ出しもきちっとしないと、という意識も働きます。理想かもしれませんが人が直接監視しあうことは、プライバシーの侵害と犯罪の両方を抑えることが出来ると思います。
解決のツール(TAMAKI・岡山・パートナー無・27歳)
正直犯罪は減らないでしょう。でも、起こってしまった犯罪の解決ツールにはなると思います。プライバシーの問題があるとはいっても、「街を歩いたり、会話をしたり、ショッピングをしていたりする」姿なんて、今でも誰かに見られているものではないでしょうか。設置自体には賛成です。