

職業にしてしまおう(big5)
わたしは、旅先でふらっと入った飲み屋のママさんにまで愚痴られるタイプです。最近まで友だちと飲みに行っても、「なんで同じお金払っているのに、わたしばかりが聞き役なの?」と不満に思っていました。ただ、そんなに話しやすいタイプなら仕事に活かせないかと思い、セラピストになるべく学校に通い始めました。わたしにできることは、愚痴ったり悩んでいる人を否定しないことだけだから……。
価値観(みゅんみゅん)
わたしは、ちょっとしたことでもくよくよしたり、心に傷を受けたりするタイプでした。でも、それが良かったのでしょう。今は相談を受けた時には、たいてい良いアドバイスができるようになりました。人間は、「認められたい」という思いがあります。そこを理解しておくことと、自分の価値観と相手の価値観は違うということを理解しておくことが、相談を受ける時に気をつけていることです。誰もが不幸でいたくないのですね。どんな相談にも、愚痴や悪口にも、相談を受けている自分が学ぶことは多いとわたしは思います。自分の言葉からは何も学ぶことはないけれど、相手の言葉からは学ぶことは多い。良いアドバイスができなくても、よく話を聞くことが相手には満足を与えられるのだと思います。難しく考えない。ただ話を聞いて、その人を大切に思うこと。これでよいのだとわたしは思います。
話を聞くのが仕事(Maja)
相談業務に携わっておりますので、いろいろな方のお話を聞くことが仕事です。解決策がはっきりしている場合は、まったく疲れを感じませんが、どこまで聞いても終わりのない相談とか、決断できない人の相談を聞いていると、どーっと疲れがたまります。話を聞いてほしい人の場合は質問もしやすいのですが、相談に来ているのになかなか話し出せない人には、こちらも慎重に対応しています。一番困っていること、一番言いにくいことを聞かなければならないので相手に信用していただけないと始まりません。具体的な解決策がなくても話を聞くだけで、少しは気持ちが楽になるようにと心がけています。
聞き上手です(巽・大阪・未婚・41歳)
自分で意図したわけではないですが、人が話したいことがある時は聞き役に回れるほうです。いつもいつも人が相談しに来たりすることはないけれど、たまに、疎遠な知り合いが電話などでいろんなことを話してきたりします。わたしは、自分の経験や見聞きした話などをしています。悩みは自分で解決することだけど、自分の知らない体験談や解決法を知るのはいいことでしょ、自分の立場に置き換えてみたって。あるいは、話だけで気分がすっきりして問題に立ち向かう気力が出たり、話してる間に頭の中が整理されることもありますよね。わたしに相談を持ちかける疎遠な知り合いたちは、たいてい「また聞いてもらってもいいですか」と言うけれど、再度言ってくることはありません。そういう感じでいいと思いますね、頼りにならないと思われたのかもしれないけど(笑)。
思いやり(NAGO)
よく、女性同士が話をしているのを聞いていると、お互いに自分のことばかり話していて、会話が一方通行のことがとても多い気がします。相手の話が区切れると、「そうなんだー。でも、わたしもさ……」「へぇ。でも、わたしなんて……」と、常に「わたし」中心に会話が進められていきます。相談したくて話をしているのに、いつの間にか相手の相談に話題がすりかわってしまっては、なんだか逆に疲れてしまいますよね。誰でも自分の話がしたいもの。相手の話にきちんと耳を傾け、聞きだしてあげることって人としての思いやりだと思います。

アドバイスするとなると……(ぽよ)
話をただ聞いているだけならできるのですが、聞いてアドバイスをするのは難しいです。よく相手の性格に合わせて……と聞きますが、ついつい「何とかなるよ」みたいな前向き(?)なことしか言えません。もっと気の利いたことが言えるようになりたいです。それから、相手から「聞き出す」というのもできません。どこまで踏み込んでいいのかというラインがわからないのです。
耳が痛いです。(nirasak)
今回のテーマ、わたしにとっては耳が痛いテーマです。相談相手になることは、とても難しいと思います。わたしは一度、友人の相談に対して何を答えればいいかわからず、逃げてしまったことがあります。それは今でも悔やんでいることです。相手から話を聞き出す、ということは、相手から「逃げないこと」だと思います。もしも、次に誰かが相談してくれたら、逃げないようにしたいと常に思っています。今のわたしにまず必要なことは、相談しやすい土壌を自分の中に作ること、でしょうか……難しいです。
「あなたみたいに思えない」(miyaco)
愚痴は、言うのも聞くのも苦手。母の口癖、「愚痴を言ったって何も始まらない」を聞いて育ったせいかな。相談って、ただ愚痴を聞いてほしいっていうこともあるでしょう。黙って聞いてあげるのも愛情だと思うけれど、つい「言うたってしかたないやん」とか「でもまだ、これはできるんちゃう?」と口を挟んでしまう。友人に「誰もがあなたみたいにポジティブに思えるわけじゃない」と言われたことがあります。あの時は本当に反省しました。

相談を受けるのは難しいかも(ワーニャ)
自分はあまりいい相談相手ではないかも(苦笑)。相手の話を距離を持って冷静に聞けないんです。つい一生懸命になって相手に同化したり、こちらの価値観を押し付けたりしがちです。相手の秘密を漏らすことはしていないつもりだし、自分と価値観が似ている人にはいい意見が出せると思いますが、難しいのは考え方が違う人かもしれません。相手が何を言ってほしいかを良く考えて話を聞かないと、相談もすれ違いのまま終わってしまいそう。みなさんが相談される側として冷静に対応されているのには、少し驚きました。
真剣な相談なら聞けますが……(naonao0701・東京・未婚・42歳)
自分にも相手にもよく言うことは、「真剣に考えることはいいけれど、深刻になっちゃダメ」。人に悩みや問題点を話しているうちに、自分の中で整理整頓がついて、自己解決できちゃう人もいますよね。お腹に溜めず、言葉にして外に出すことって必要だなと思います。そう言えば、解決に向かっていく表情を見ているのって興味深いっす。
つい自分の思いが(ぷくちゃん)
看護学生だった頃、「聞く」ための講義を受けました。ロールプレイなどもしましたが、ただ「聞く」ことがなんと難しいことか。つい説教したくなったり、解決を急いでしまったり……。今は仕事から離れていますが、日常の中でもあの講義のことはよく思い出し、反省しています。
グチるけれど相談はしない(いつこ・九州・既婚・40代)
わたし自身はあまり人に相談をしないほうですが、なぜか、グチ電話はよくかかってくる。一時間というのもよくあることで、まいることもたびたびあった。今年になり、学校の役員を引き受けたせいもあるのか、相手も気を遣って、その電話もグッと減っているが、今度はわたしのストレスがいつも満タンで、爆発しそうになっているのに、誰にどう相談していいものかわからないでいます。立場が立場なので、主婦の井戸端会議のようにグチれないし。本来、なんでもポロリと話すほうなので、口チャックしてしまうのは辛い。今は、普段の生活とは全然接点がない中学からの友人と、食事と買い物をしながらグチっています。相談はしないですよ、答えはいつも自分で見つけるものだと思ってきたから。だからストレスが溜まるのかも。

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