

信頼回復は難しい(渡邊あさぎ・茨城・既婚・44歳)
夫が食品メーカーに勤務する関係で、この手の話題はよく話します。消費者は厳しいですから、特に口に入るものに関しては、敏感になっているでしょう。人と人との関係でさえ、一度信頼関係が崩れたら、それを取り戻すには多くの時間と努力を要するのに、それが企業対消費者となると、もしかしたら信頼回復は不可能なのかもしれません。わたしたちはとにかく表示を信じるしかないので、今は、地場産の野菜や魚を食べることが多いです。
安全な食品は大量生産できない(Maja)
食品表示についての説明会に参加しました。表示されていない部分に疑問があります。ブランド米や高級国産牛などは、生産量と流通量が食い違っていますから、信用していませんでしたので、やっぱりそうだったのかというのが感想です。大手の大量生産では、対応できるはずがないのです。生産者の顔が見えるような規模の食品を選んでいます。
安全な食品はどこにある?(merry・神奈川・既婚・34歳)
確かに最近、表示や生産国をよく見るようになり、香料など添加物が入っていないものを買おうと努力はしています。でも、それも信用できなくなると、どうすればいいのかわからない。野菜でも確かにアメリカ産のブロッコリーなど農薬がかなり効いていると思う。かといって、国産を買おうとすると値段が格段に高く、ついついこれでいっかー、と買ってしまうし。手ごろな値段で、安全な食品はどこに行けばあるのでしょうか?
まず生協で買うことに決めた(rainyblue・神奈川・既婚・40代)
極力、生協で買うことにしました。ちゃんとした会社の表示を信頼できない以上、何も信頼できないのですが、とりあえず一番ウソが少なそうなものということで、生産者の顔が見える生協のものを買うことにしました。消費者として不買はもちろんのこと、監視機構をしっかりさせてほしいと思います。食品の問題だけではなく、日本の世の中の問題だと思います。効率よく利益をあげるためには、何をしてもかまわない、という営利主義のほころびが表面化したのだと思います。
安心できるお店を選ぶ(BALL)
前から少しは意識をしていたのですが、信頼しているスーパーでだけ、体に入るものを買うようになりました。値段は相当高いのですが、すべての商品にすみずみまで「選んでいる」「ここがいいから扱っている」という意識が感じられます。もちろん完全に安全でないことはわかっていますが、ここでも駄目ならば、と思うとあきらめがつきます。
魚介類の安全度は?(まーどんな・東京・48歳)
仮に偽装、不当表示がなくなったとして、野菜はオーガニック、肉類は飼育過程のわかるもの、加工食品は添加物表示をチェック……と神経を使って食材を選んでも、魚介類はどうなんでしょう?近海もの、養殖もの、冷凍ものを気にする以前に海そのものが汚染されてしまってはどうしようもないような危機感を感じます。たとえばムール貝、ベルギーではバケツのような大きな器の量をペロリッとたいらげますが、イタリアでは汚染されやすい貝とのレッテルをはられ敬遠されがちです。

信じているところから購入している(あっこねいさん)
雪印・日本ハム、など「何かが起こると買わない」という運動は一見それらしく見えますが、その根底にある発想が、今の市場をおかしくしていることを、一般消費者が認識したほうがいいのでは?黒豚がおいしいと聞けば、全国に出回る(そんなにいっぺんに増やせるものなの?)。ヨーグルトが体にいいとなればスーパーに置いてある量が激増する。偽者でかさ上げしているんだろうな、と単純に思えませんか?マスコミの伝えることってほんの一部。そんなの信じていいのとて単純に思っちゃうのですが。
エンゲル係数には目をつぶっても(MANAMI・東京・既婚・38歳)
以前から、無農薬、低農薬、有機栽培の農作物や、無添加の食品や調味料を扱う業者の宅配を利用しています。どうしてもエンゲル係数は高くなってしまいますが、それなりに手間をかけて、丁寧に作られたものなのですから、多少値段が高くなってしまうのはやむを得ないと思います。やはり、食生活はすべての基礎、大切にしたいと思っています。
以前から疑いの目はもっていた(SacchanM)
以前から食品の表示に関しては、怪しいものがかなりあると感じていたため、買って食べてみて評価をくだすというふうにしていたので、今になって変わったということはありません。ただ生協とかは信用して買っているので、問題が起こるとショックです。

業界の端から見えること(くまりん)
食品輸入商社に勤めて10年以上になりますが、国内消費者の意識が非常に高い、と、いうよりは、高すぎることに疑念を持っています。加工食品の場合、日本の市場が求める安全値は、世界中のどの国よりもレベルが高く、これを実現するには、検査費や研究費が非常に高くつき、結果としては、「1500円のポテトチップス」が販売されてもおかしくありません。かたや、食糧自給率が既に40%を下回っており、輸入食品に頼らないことには生存ができない、という厳しい現実もあります。土を生かし、作物を作ってくださる農家の方々が次々と離農していく現実。これは、わたしたちが「食とはなにか?」を真剣に考えず、手軽に、しかし、安全性だけは最高レベルの食品を求めてきた結果ではないかと思っています。現在の食を巡る問題の遠因は、自分で判断できなくなったエンドユーザー、というところにあるのではないでしょうか。本当に、食品業者だけがいけないのか、俯瞰的、総合的に、もう一度考え直す必要があるのではないでしょうか?
スーパーは消費者の意を汲んでる?(5th Elements)
たとえば日本ハムの製品を買おうとしても、スーパーから撤去されましたよね。とはいえ、すぐに「読者の要望にお応えして、取り扱いを再開」。なら撤去したのは、消費者の意ではなく、ただのポーズだったのでしょうか?考えてみれば、べつに食中毒を起こしたのではないし。不祥事が起こりすぎて、それに対する対応も混乱しているように感じます。

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