
わたしの周りだけ?
(nanachin・27歳)
ナイフとフォークで食事をする時、ナイフに付いたソースをなめること(あたかもそれがフォークであるように)。特に男性に多いように見えるのですが、それはわたしの周りだけでしょうか?
逆にマナー違反になってしまうことも……
(くまのすけ・東京・未婚・33歳)
食事は、和やかな雰囲気でするのが一番です。わたしは食事のマナーをきちんと学んだことはないので、ほかの方から見れば、まだまだという印象を与えてしまうかもしれません。自分なりに気を付けているのは、なごやかに、静かに会話しながら楽しく食べることです。
たまに、食事のマナーついて、同席者にお説教している人を見かけます。でも、その人のマナーがあまりにもひどい場合はともかく、周囲に迷惑がかかるほどではない場合は、逆に指摘している人のほうが、マナー違反なのではないかと感じます。
雰囲気を壊さない服装
(00Mickey)
ある程度グレードの高いレストランやホテルでは、服装に気を使いたいと思っています。わたしはまだ20代前半の独身で、デートの時、ちょっと背伸びをして高級なレストランに行くこともあります。でも、山口さんが書かれているように「大人が楽しむところ」である、その場の雰囲気を壊さないように配慮しているつもりです。海外の一流レストランでは、男性は “tie and jacket required”など、あらかじめドレスコードがありますが、日本のレストランには、これといったルールが設定されていないため、カジュアルすぎる服装で、周囲の雰囲気を壊している方が目に付くことがあります。
大事なことは食事の席で決まる
(ゆりぼたる・岩手・パートナー有り・50歳)
子どもを育てる時期、食事のマナーはとても大切だと考えていました。いろいろな人を見ることができるだけでなく、今までの人生において、大事なことは食事の席で決まることが多かったように思うからです。人として、日常での食事のマナーには力を入れましたし、小さいころから、きちんとしたレストランにも連れて行きました。
はし使いのタブー
(めめこ)
大切なのは、「不快感を与えない」ことです。音を立てて食べたり、口にものを入れたまま話したり、あと男性に多く見られますが、ひじをついて食べる人……。これらは、小さい時から日常生活の中で、自然にしつけられなければいけないことだと思います。また、はし使いも和食の大切なマナーだと思います。「ねぶりばし」「迷いばし」「移しばし」など、おはしのタブーも知っていると、より一層、おいしく楽しくいただけると思うのですが……。
日本人は、意外とせっかち?
(まるげりーな・千葉・既婚・28歳)
マナーとは少し違うかもしれませんが、文化の違いで戸惑いを感じたことがあります。わたしの就職が決まったお祝いに、家族で初めて、銀座の有名店にフランス料理のフルコースを食べに行った時のことです。欧米では、大切なディナーは大切な人たちと会話を楽しみながら、2時間近くかけて、ゆっくり行うものと聞いています。そのためでしょうか。前菜を食べ終わったのに、次のメニューが出てこない。「話しながら待てばいいんだ」と、家族で一通り会話をしても、出てこない。そのうち、話すのも待つのも疲れてしまいました。日本人は意外とせっかちなんだ、と感じたお食事でした。
食べ方一つで、よい印象が台無しに(Shimuuna)
男性と食事をしている時に音を立てて食べているのを見ると、魅力的だと思っていたそれまでの印象が、台無しになってしまうことがあります。「ピチャピチャ、クチャクチャ」とされると、その人の家庭が見えてくるよう気がしてくるんです。案の定、そういう方のご両親(特に父親)も同じ食べ方だったりして、さらに幻滅してしまいます。しかし、豪快に、そして紳士的に食事をされている男性は、やはりご両親もすてきな方ばかりで、マナーの大切さは家庭で培われるのだと実感します。
いわゆるテーブルマナーよりも……(mamarin)
テーブルマナーには2種類あると思います。一つは「他人に不快な思いをさせないマナー」。たとえば、タバコ(周りが食事中なのに平気で吸う人)、食べ物を口に入れたまましゃべる、音を立ててものを噛む、おはしの使い方……。
もう一つは「自分自身に対するマナー」。靴を脱いでいすに座る人、ひじをつくなど、姿勢が悪い人、口紅をべったり食器に付けている人……。
いわゆるテーブルマナーは、それほど気にしなくてもいいと思うのです。食事をおいしくいただくために大切なのは、「心遣い」じゃないでしょうか。せっかく適温で出てきたものをすぐに食べなかったり、ソースなどに調味料をかけたり、食事の最中に化粧室に立ったり、盛り付けをつつきまわしたり……。どれも、おいしい食事を台無しにする行為だと思います。わたしも、作ってくださった方への感謝を忘れないように、日々、心掛けていますし、子どもたちにも、うるさいくらい言い聞かせています。将来のために。
日本の食文化を大切にしたい(yokkom・近畿・独身・25歳)
学生時代、「テーブルマナー」なるものがあったことをふと思い出しました。主にコース料理のマナーを事細かに習ったのですが、社会人になってから、実は一番迷ったのが日本食のマナーです。おはしの使い方だけでもあんなにマナーがあったとは! 注意して見ていると、おはしを使いこなしている日本人は、意外と少ないことに気付きました。自分の国の文化も満足に理解せずに、フランスだ、イタリアだ、と食べ歩いていた自分が、恥ずかしい限りです。美しい日本の食文化を大切にしたいですね。
お互いの時間を楽しめないのは不幸(naomisan・東京・独身・43歳)
以前、飲み会に参加していた人の中で、話の途中で携帯電話に出たり、メールを読んだりしている人がいて、「ああ、この人は友だちがいないんだな」と思ったことがありました。目の前に人がいて、食事とお酒があって、それを楽しめない人は最低だと思います。わたしは二度と誘いません。
また、せっかく誘ってくれたのはいいんですが、もてなし下手で、お通夜みたいに重苦しく苦痛だったり……。人に不快感を与えないために伝えられてきたものが、マナーなのではないでしょうか。少しぐらい、クチャクチャ音を立てて食べたとしても、食事を通してお互いの時間を楽しめないのは不幸です。
「嫌い」を露骨に表現する人(laila・既婚・33歳)
食べ物の好き嫌い、特に「嫌い」の感情を、食事の場で露骨に表現する人はマナー違反だと思います。先日行った焼き鳥屋で、隣のグループにいた女性が「やだー、あたし鳥の皮きらーい! ブツブツ気持ち悪ーい!」を連発。いいお店なのに、こっちまで食欲が失せてきました。