

世に一石を投じてもらいたい(まーりん・パートナー有)
本当に毎日のように子どもへの虐待のニュースが流れています。聞くたびに、同じ子どもを持つわたしは、いたたまれなくなってしまいます。一番ショッキングだったのは、やはり岸和田の虐待事件でしょうか。もはや父・母ではなく、鬼です。どうしてこうも恐ろしい存在になってしまったのか。彼らの心の闇を追求していくことで、こんな事件が二度と起こらないように世に一石を投じてもらいたいです。
現代そのままの姿(megamixweb・東京・パートナー有・34歳)
もっとも風化させたくない事件は、オウム事件です。昔から日本は新興宗教に関して甘いと感じています(大昔とは存在意味が違うのに、いまだに税金が取られないのも納得がいきませんし)。一番信じなければならない自分が信じられず、ほかの何かにすがってしまう、弱い心の持ち主が増えている現代そのままの姿だと思います。何より私利私欲と宗教の本質を取り違えて、人の心を操ったり、無差別に殺したりするような暴挙は、絶対に許されてはならないと感じます。
「Remember 3・20」(donkun・埼玉・22歳)
オウムの地下鉄サリン事件は今でもはっきり覚えています。国はこれをきっかけに消防・警察・自衛隊などが一体となって緊急事態に対応できるよう対策を取るべきなのに、被害者の支援もしかり、なんかあまり進んでいないような気がしてなりません。先日スペインで爆破テロがありましたが、日本だって標的の一つであるのは明らか。有事に対応できるように憲法の改正見直しなんてやってる前に、まずは今現在の、国民の不安解消に努めるべきではないのでしょうか。「Remember 3・20」としてけっして風化させず、犠牲になった方々のためにも、次に生かさなくてはならない事件の一つだと思います。
考えるきっかけを与えてくれた(てっしー・福岡・パートナー無・26歳)
やはりアメリカの9.11事件です。本当に申し訳ないのですが、あまり外国の出来事には興味はありません。しかし、あのテロはその次元をも超えて衝撃の一言でした。尊敬するミュージシャンが反戦に立ち上がったのも深く考えるきっかけになりました。彼の考えが正しいとか正しくないとかいうことより、影響力のある人がその影響力を良いほうに使ってみんなに考えるきっかけを与えてくれたことをうれしく思いました。
部外者のわたしでさえ忘れることができない(巽・大阪・パートナー有・43歳)
風化させたくない事件はあまりにも多いのですが、10数年前に起きた女子高生監禁・コンクリート詰め殺人事件をその一つに挙げます。同年代の数人の男子高校生によって行われた身の毛もよだつ酸鼻な事件でした。彼らも今ごろは社会復帰し、成年となっています。もしかしたら家庭を持っているかもしれません。少年のころにやったこととはいえ、幼さのせいにしてしまえるようなことでは到底ありません。
もし、彼らが自分の身近に現れたら、過去の罪をどんなに悔いていても、今どんなに立派な人格になっていたとしても、わたしは友人として交わる気持ちになれないでしょう。理屈ではないのです。あのあとも、力任せに人間を拉致し、監禁する事件は後を絶ちません。囚われた人たちはどんなに恐ろしい思いをし、あるいは殺され、あるいは解放されても拭えない恐怖と闘わねばならないか。あの時殺された女子高生のことを思うたび、慄然とする気持ちは、部外者のわたしでさえ忘れることができないのです。
すべて自分の身近に引き寄せ(コアントロー・関西・パートナー有・39歳)
最近1冊の本を読みました。神戸連続児童殺傷事件の被害者、山下彩花ちゃんの母親、山下京子さんの2冊目の手記です。今まで彼女の手記をなかなか手にすることができませんでした。なぜなら、被害者の母親の、犯人への許しがたい気持ちが、慟哭(どうこく)となって本の中を満たしているのではないかという危惧があったからです。子どもを持つ母親として、その慟哭に引きずられることを恐れていました。しかしその手記には、加害者男性への恨みではなく、自分自身の心の動きを克明に記してありました。わが子が殺害されるという事件を、けっして運命だとあきらめることなく、前向きにとらえ、また加害者への憎しみに終始することもなく、苦しみの中から立ち上がろうとしているのです。
この本を読んで、子どもが被害者になり、少年が加害者になるという昨今の事件を、自分たちから遠い世界の事件として風化させてはならないと思いました。被害者も加害者も、すべて自分の身近に引き寄せ、どうすれば同様の事件が起こらないようになるのか、一人ひとりが真摯(しんし)に考えつづけなければいけないと思います。
討論するばかりでなく、「行動」に移さなければ(リリア・愛知・34歳)
風化させたくない事件とは、やはりまず第一に未解決事件です。捜査してもらえなくなった被害者遺族の方たちが、目撃者探しのため自分たちでビラを配ったり、専門の方に依頼して証拠集めや現場検証をしたりしています。とても孤独な作業だと思いますし、危険でもあると思います。中には多額な懸賞金を出すご遺族まで。このようなお金が動かなくてもプライバシーを完全に守るシステムを意識し、事件に関するたとえ小さなことでも安心してお話ができるようになることも、解決への道にとても大きいと思います。世間のかかわりたくないという他人事な意識が、未解決事件を増やしていることも事実です。あとは、犯人逮捕はされた事件だとしても、課題を残したままでは犠牲者の死を無駄にしてしまいます。討論するばかりでなく、「行動」に移さなければ、事件は減るばかりか増えていく一方です。もう十分な危険サインが出ています。

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!
詳細と登録

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!