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2004/10/25(月) - 2004/10/29(金)
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2日め

テーマ自殺を考えたことがありますか?

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キャスター
弘中百合子
弘中百合子 『ロゼッタストーン』編集長

いま、原稿を書いている時点では、自殺を考えたことがある人が54%と、過半数を占めています。ロゼッタストーン最新号で取材した、東京自殺防止センター創設者の西原由記子さんは、「自分の存在価値がなくなったり……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

寄り添うことが大事(めぐ)

高校生のころ、自分自身とうまく折り合えず、冬、家族が寝静まった後、自分の部屋のガスストーブの火を「今、この火を消せば、死ねるんだな」と何時間も、火を見つめていたことがあります。よく死ぬ勇気があれば何でもできる、と言われますが、もう何もしたくないから自殺に行きつくのだと、最近、気付きました。心の弱った人には、その辺をもっと理解して寄り添うことが大事かな、と思います。

一生懸命になるものを探し(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)

自殺を考えたことがあります。そう言えるようになったのは、自らを客観視できるようになった数年前からです。一般的に人生70年と言われますが、わたしの場合、タイム・リミットができたのです。原因は病気です。一応、淡い人生設計を組み立てていたのが、もろくも崩れました。「どうせ、先が長くないのなら」と衝動的になりました。しかし、手を差し伸べてくれた人がいました。主治医です。「悲劇の主人公になるな!」の言葉で目が覚めました。

「その日を生きる」、「自らの生命を人に託す」。それ以来、わたしのモットーはこれです。資格を取るために勉強を始めました。仕事以外に一生懸命になるものを探し、水泳の選手になりました。今、またやるべきことができました。新潟の地震です。建築を生業とする者として、復興のためにできることは何か? そのために、全力を尽くしたい。

「命は何より大事だ」がプレッシャーになることも(azsa・三重・パートナー無・24歳)

あります。昨年、就職したころ軽いうつ状態になりました。その時によく考えていました。積極的に「死にたい」わけではなく、「生きていたくない」というほうが近かったです。会社を辞めたことで精神状態は快方に向かい、結局、実行には至りませんでしたが。しかし、自分がそういう状態になって初めて、「命は何より大事だ」という周囲の発言がプレッシャーになることを感じました。自殺は良くないことだとは思いますが、自殺を考えている人に対し、どう接すればいいのか、自分にも迷いが生じています。

「死」を考え「生」を確認(エイラ・福岡・パートナー有・31歳)

死を考えてばかりいたことがありました。死を考えることで生を確認する、と言うと変でしょうか。今、自分がここにいるという事実を、死で実感するというのか……。「なくなる」ということは「ある」ということ、という確認をしていたように思います。自分の存在価値が見い出せず、自分はいないほうがいいのではないかと考え、今、自分が死んだら周りの人はどう反応するだろうと想像することで、虚しさを紛らせていたのだと思います。結婚して、夫と折に触れいろいろな話し合いをし、受け入れてもらえている安心感と、必要とされている充足感で、精神的に安定しています。わたしにとっては、必要とされていると思えることがとても重要なことです。

「起死回生」できる土壌作りを!(自家製おおば・カナダ・パートナー有・33歳)

日本の自殺率の高さは、北米でもよく報道される。なぜか? あらゆる場面で、良くも悪くも「こうあるべき」という社会的通年が浸透しているからではないでしょうか。既成概念から外れることへの恐怖感、自責の念が生まれやすく、やり場がない。社会的な反応も想定しやすい。行き着く先が自殺。自殺すると、すべてが水に流されるという浄化作用的な考え方も原因の一つでは。

自殺したいと思ったことは2度。1度目は小学生の時、仲間外れにされた時。独りでもいいんだ、なんてとても思えず、所在なさに死にたいと思った。2度目は、不倫の恋の時。恋する気持ちと社会に反してると呵責の狭間で、自殺が逃げ道としてすごくきれいに見えた。カナダでは、多種多文化が入り混じり、「何でもあり」というのが共通概念。自殺率も当然低いです。起死回生できる土壌って大切だと思う。

「命」ではなく「生きる」ことに意味がある(ホットレモネード・愛知・パートナー有)

死んだ方が楽かな?って考えたことはあります。その点では、自殺を考えたことになるのでしょうか。10代〜20代のころです。人間関係がうまくいかず、自分がとても小さな人間、とるに足らない人間に思えて、「この世からいなくなったほうがいい」なんて思ってしまったのです。それで、自分がいなくなってどうなるんだろう、両親は悲しむだろうか、友達は泣いてくれるだろうかと、いろいろ考えてみました。

そのうち自分は自分を否定していていいのだろうか?と思いました。この世に生まれてきて、何の意味もない命って何なんだろうと考えました。たとえば、動物だって虫だって植物だって生きている、自分の命が意味がないなんて考えもせず生きている、精一杯生きている。そんなことを考えているうち、命に意味があるとかないとか思い悩むのさえ、意味があるのだろうか? と思えてきたのです。そして、命に意味があるのではなく、生きていることに意味があるんだ、と思えるようになって、少し救われた気がします。今はこんな自分だけど、せめて自分だけはこの自分を認めてあげよう、たとえ他人に認めてもらえなくても、せめて自分は自分を見捨てない、と自らを激励しながら生きてます。

NO

やりたいことができなくなる(M・新潟・パートナー無・40歳)

仕事などでとても嫌な思いをして、死にたいと思ったことはありますが、自殺を考えたことはありません。自分にはまだまだやりたいことがたくさんあるし、これから楽しいこともあると思っています。ここで自殺してしまったら、それらができなくなってしまいます。だから「これを乗り切れば絶対にいいことがある」と常に思いながら頑張っています。

人間関係の希薄が原因(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)

仕事がうまくいかずに「死にてぇ!」と思ったことはありますが、せいぜいその程度ですね。具体的な方法まで考えたことはありません。ただ漠然と「苦しくも痛くも怖くもない死に方」を考えたりはしますね。自殺者が多い理由の一つは、やはり人間関係が希薄になったからではないでしょうか? つまり死にたくなった時に生きる希望を与えてくれる人が、家族でも友人でも、周りにいなくなったと……。ただ死ぬことに共感してくれる人はネットで探せば身近に、そして実際に存在してしまう。命を「親から授かった……」みたいには考えませんが、やはり「もったいない」とは感じますね。確かにいろいろ苦労はあるだろうけど、生きてなきゃ楽しいこともにも出会えませんから。

「画一化」から外れることが許されない社会(ワイコロア・埼玉・パートナー有・38歳)

今年、主人の元同僚の方が突然、自殺してしまいました。ご家族を残して。その時の主人の茫然自失の様子が怖かった。最近、主人自身も仕事のことや、わたしたち家族のことなど、いろいろ悩んでいるようだったので、もしかしたら主人も同じことをしてしまうのではないか、としばらくは気が気ではありませんでした。

わたし自身は、自分で勝手に死ぬ時期を決めてはいけない気がしているので、自殺はできません。無事生まれてくることができたのですから、この与えられた時間をまっとうするだけです。自殺する人は死んだら本当に楽になると思ってするのでしょうか? そんな保障はどこにもないのに。どうして自殺者が増えているのか? 生き方があまりにも画一化されているからでしょうか? そしてそれから外れることを日本社会があまり認めないからでしょうか? 自殺した主人の元同僚の死の意味はなんだったんでしょう。はたから見れば成功者であったはずの彼の死は、彼自身が自分を受け入れることができなかったことが原因じゃないかと思います。社会的にそういう個人的な悩みをオープンに専門家に話せる場が極端に少ないと思います。そういう場が今はインターネットになっているんでしょう。でも、そこにはそういう問題に対処できる専門家はいませんね。そこが問題のような気がします。

悲しみは一生続かない(EMILY・大阪・パートナー無・54歳)

死について考えたことはありますが、自殺を考えたことはありません。とことん落ちこんだことはありますが、その苦しみ、悲しみが一生続くわけではありません。人間生きていれば、なんとかなるものだと思います。でも背負うものが自分でもどうしょうもなく大きく、重ければ考えてしまうかも知れません。少なくても今は普通に生きていられる自分の境遇、性格に感謝しています。

生きているだけで良い(マリンママ・アメリカ・パートナー有・31歳)

真剣に自殺を考えたことはありません。人の命って与えられたものでどんなにつらくてもそれをまっとうする義務があると思います。わたしも結婚して仕事を辞めたとき、社会とのかかわりがまったくなくなって「わたしなんて生きていても何の意味もない」と悲観的になっていた時期があります。その時は、今は生きがいを見い出せなくても、生きているだけで良いんだと自分に言い聞かせました。誰にでもつらい時期ってあると思いますが、それが一生続くわけではないですよね? 人生は長いのでつらいときは生きているだけできっと良い時期がくると信じて前向きな気持ちを忘れないことが大切なのではないでしょうか?

昨日までのみなさんの投稿を読んで

死にたい理由はみんな驚くほど似ている

いま、原稿を書いている時点では、自殺を考えたことがある人が54%と、過半数を占めています。ロゼッタストーン最新号で取材した、東京自殺防止センター創設者の西原由記子さんは、「自分の存在価値がなくなったり、生きている意味を失ったりした時に、『死のう』と考えるのが人間。自殺は非常に人間的な行為のひとつ」だとおっしゃっていました。

“ホットレモネードさん”のように人間関係がうまくいかないときや、“マリンママさん”のように社会とのかかわりがなくなってしまったときに、自分の存在価値を疑ってしまうケースは多いようです。つまり、人間はとても孤独に弱くて、「誰かに必要とされている」という感覚を常に欲しがる生き物なんですね。その点で、“いまいくん”の「死にたくなった時に生きる希望を与えてくれる人が、家族でも友人でも、周りにいなくなった」という指摘は、なるほどと思いました。

自殺系サイト・自傷系サイトに詳しい、作家の雨宮処凛(あまみやかりん)さんは、「生きたくなる理由は人によって違うのに、死にたい理由はみんな驚くほど似ている」とおっしゃっていました。生きることに共感してくれる人を見つけるのは難しいのに、死ぬことに共感してくれる仲間は、インターネット上で簡単に見つけることができる。「自分をわかってほしい」という気持ちが、ゆがんだ形でネット心中などに発展していってしまうのかもしれません。

“自家製おおばさん”、“ワイコロアさん”は、日本の価値観が画一的なことを生きづらさの要因だと指摘しています。確かに、「勝ち組」「負け組」とか、日本人は生き方に優劣をつけるのが好きですよね。「自分探し」の途中では、世間の評価はとても気になるものです。自分自身が「幸せ」と思える何か(家族でも、仕事でも、趣味でも)を見つけたら、世間の価値観が気にならなくなるのですけどね。

“azsaさん”、“めぐさん”がおっしゃるように、うつ状態になっている人に励ましは逆効果になる場合があります。東京自殺防止センターの西原さんによれば、「無条件、無批判で、じっくり話を聞くこと」が大切だそうです。つい、「何ばかなこと言ってるの!」とか、お説教しちゃいそうですけど、こっちがお説教してしまうと、心が弱っている人は、ますます心を閉ざしてしまうのだとか。気をつけたいですね。

ところで、日本の自殺者のうち、経済的な問題で自殺をした人が1年間に8897人と、全体の約4分の1で、これも年々増えています。東京自殺防止センターに寄せられる相談のなかにも、「この人にお金さえあれば死ななくてすむのに」と感じるケースがあるといいます。もし、お金が十分にあったら、人は死ななくてすむのでしょうか。明日は自殺とお金の関係について考えてみたいと思います。皆さん、お金があれば生きていけますか?

弘中百合子

弘中百合子

『ロゼッタストーン』編集長

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