
世界中の成人に米大統領選の選挙権を(Bon・岡山・パートナー有)
先日の一般教書で、「accept」という単語を使って、米国は世界を自由民主化する役目を受け入れるという趣旨を話していた。「だれも頼んでいないのに受け入れてもらわなくて結構」と茶々を入れたくなった。そこまで言って、国連決議があろうとなかろうと、単独で世界を自分たちの思う通りにするというのであれば、米国大統領の選挙権を世界中の成人に持たせるべきだ。その上で選ばれた大統領が自由と民主主義を世界に広めるというなら大儀になるが、一国で勝手に選んだ大統領では、どんな理屈をつけようと、侵略戦争にほかならない。
日本の国会でも、首相が、イラクは国連決議に従わなかったと言っていたが、それならイスラエルはどうなのか? イラク以上に長期間無視していても、米国の後ろ盾があるからおとがめなしだ。そういうダブルスタンダードをあちこちで使い分ける国に、単独で世界を牛耳ってほしくない。
息子たちの兄弟げんかの延長にあるという気が……(千早)
「種をまいた本人が責任をもって刈り取れという考え」でのブッシュ支持というのは、選挙投票に関していえば理解できない解釈です。選挙の投票というのは、どういう意味でもYESはYESにしかならないと思うのですが、アメリカ国民でもそうなのでしょうか。ちょっと驚きました。
目には目をという政策を見るにつけ、毎日のように行なわれる息子たちの兄弟げんかの延長線上に、高度であるべき政治も存在するんだなあという悲しい気分になるのですが……。
5、10年後の平和で住みよい世界を(綾子・東京・パートナー有)
イラクやアフガニスタンへの武力行使も到底支持できませんが、京都議定書に署名をしないなど、ブッシュ大統領の政策は自己中心的な要素が感じられます。外交や自国の利益にもかかわってくるので難しいのかもしれませんが、5年後、10年後に平和で住みよい世界をめざした政策をとってほしいものです(日本の政権にもいえることですが)。
アメリカは覇権国の地位から降りたい?(IPウーマン・35歳)
ブッシュ大統領を支持、不支持というより、近ごろのアメリカの政策自体が不可解。イラク戦争、ならず者国家呼ばわり、京都プロトコル脱退、双子の赤字に対する無策(と素人には思える)……などなど、まるで世界中を敵に回したいかのような行動。邪推だが、もうアメリカは覇権国としての地位には疲れたので、その地位を下りたい、あるいはどこか別の国にやってもらいたい、と思っているのかも。歴史的に見ても、覇権国というのは時代と共に推移するものであり、そろそろ米国が世界のすべてを握る、という時代も終焉なのかもしれない。すると次に来るのは人口からみて中国であろうから、小泉首相のアメリカ追従、中国敵対主義にはゆくゆく問題がある??
井の中の蛙状態であることに気づいて(ヒロニ・アメリカ・パートナー有・30歳)
ブッシュ大統領にはまったく賛同できません。分裂したアメリカをさらに分裂し、それを自分の都合のいいように使っているようにしか見えません。まさに井の中の蛙です。今回のこのサーベイの経過を見ても、世界のほかの国ではこの大統領がまったく支持されていないのにも関わらず、この国の半数以上の人たちは、彼が偉大な大統領だと信じて疑わない。はっきり言って怖いです。それに賛同してしまっている小泉首相も同じです。アメリカは日本が思っているほど、日本に関心があるわけではないことを、日本人も知るべきだと思います。なぜブッシュ大統領がイラクを侵略し、なぜ北朝鮮を放っておくのか。もうすこし考えた方がいいと思います。
他国を尊重していない(水仙・宮崎・パートナー無・38歳)
私は、支持しません。なぜなら、ブッシュ大統領は、「民主主義」と「正義」を名目に、「武力」を使って、イラクをはじめ気にいらない国をアメリカの支配下に置こうとしているとしか思えないからです。何よりも、ブッシュ大統領の目的は、「アメリカの景気をよくする」ことだけです。ほかの国は、そのためのコマとしてしか見ていません。お互いの国を尊重しないと、国際関係は成り立ちません。核兵器をすべて廃棄したら、支持するかも?