
素人には限界(ok・パートナー無)
病院によって、治療方針その他諸々異なります。ドクターによって、決まってしまうことが多いのでネットである程度情報を仕入れ、質問があればあらかじめ相談したりもします。でも、現実は本当によい医療機関を正しく選ぶのは、素人には限界があると思います。お金や、人脈によって受けられる医療に差が出てくるような気がします。
まずは医者にかからないように(ギエム・東京・パートナー無・48歳)
まず、医者にできるだけかからないようにしています。亡くなった父が入院している時に、病院のいい加減さを嫌と言うほど目の当たりにし、出来れば一生病院のお世話にはなりたくないと思っています。そのためには、日々の健康管理が重要なので、人間ドックだけは情報収集して信頼ができると判断した病院で、10年以上になりますが、定期的に受けています。
「お医者様を疑うなんて」(うっしー・35歳)
田舎に住んでいると実際のところ選びようがない、ということもあります。また、親世代のなかには「お医者様を疑うなんて」的な発想もあるように感じます。以前、義母が肝臓を患ったとき、最初にかかった医者(国立病院)が肝生検もせずに見込みで投薬をはじめ、黄疸がひどくなったのを見かねて、製薬会社勤務の知人に頼み込んで肝臓に強い先生を紹介してもらい、無理やりに転院させ、事なきを得たことがありました。ところが、入院した本人は体調が良くなってくるとすぐにもとの病院に戻りたがり。理由は、転院なんかして申し訳なかったから、と。理解不能でしたが、結局その「最初の医者」に義理立てして戻ってしまう、ということがありました。
責任と自覚を持って選択すること(凛美・愛知・パートナー有・35歳)
子どもの手術のため、病院を探しました。どの病院も診断は同じものでしたが、医師の対応、説明など、大事なポイント(手術の内容の不明確さ、関連する他の科との関係)で医師の話す内容に「ん?」と思ったら妥協せず、いくつもの病院をまわりました。急を要する病気ではなかったのも幸いして、この医師に、この病院にお願いしようと思える病院に出会えました。入院、手術、その後の対応……こんなにいい病院が存在するんだと思うほど、医師をはじめ、看護士さん、ヘルパーさん、堂々と責任を持って、それぞれの仕事をされているのをとても感じました。自分や家族の大切な体です。医師任せにすることなく、患者側もしっかり責任と自覚を持って選択していくことは、とても大切なことだと今回のことで強く実感いたしました。
泣き寝入りするのは患者(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)
私自身、医療従事者で(幸い)さまざまな情報を入手できる環境にありますので、得た情報を活用しています。病院は規模の大きさ、知名度でははかれません。また、口コミというのも多くは患者さん同士によるものなので「医療水準」そのものの視点からズレていることも多いです。ある疾患についていい医師がいるとされている施設でも、全員が腕利きであるとは限りません。例えば紹介受診された患者さんが手後れに近い状況にあったとしても、医師同士で「どうしてこんな治療をしたのか」などという(一般企業のように)クレームは絶対にいいませんので、結局泣き寝入りするのは「適切な医師を選べなかった患者さん」というのが多くのケースではないでしょうか? 第三者による評価機構といっても所詮さまざまなしがらみがあるので、意味をなさないと思います。もっと「素人」である患者さんが医師を選択するにふさわしい情報公開がなされてもいいと思いますし、結果的に医師が淘汰されることがあっても、致し方ないと考えます。そういう意味でも「医師免許更新制度」は是非採用していただきたいものです。なにしろ人の命を預かる職務につくわけですから、免許をとったら一生安泰ではなく、日々切磋琢磨しないと仕事にならないという環境を作ってほしいです。