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2002/7/8(月) - 2002/7/12(金)
5日め

テーマドナー登録考えたことありますか?

今日のポイント

「命」について考えてください。

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凡例
キャスター
高橋陽子
高橋陽子 日本フィランソロピー協会

一週間、臓器提供に関して、多くの、しかもさまざまなご意見をいただき、私もずいぶん考えさせられました。
一見、臓器提供「賛成」か「反対」かの二者択一のようですが、それに至るまでの一人ひとりの生き方、生き……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

夫の臓器を提供しました(奥沢すずめ)

3週間前、夫が急死いたしました。救命救急で死を確認された翌日、11歳の娘も同席させてアイバンク、皮膚バンクの方に提供を申し出ました。何の前触れもないまったく急な死でした。ドナー登録などは行っておりませんでした。夫とわたしは健常者と障害者が共有できるデザインの研究を行っていました。視覚障害を持っていても見える文字、デザインを生み出した夫の目を燃やしてしまうことはできませんでした。夫の死を少しでも何かの形にするために、提供を申し出ました。

きれいな臓器を提供すべく、今を生きる(H・東京・未婚・27歳)

わたしも一応、提供者カードを持ち歩いています。でも、家族の署名欄は空のまま。わたしの家族も、みかげさんのご家族とまったく同意見を持っており、サインしてくれません。わたしはドナー登録希望者なのですが、投稿を読んでいて、賛成、反対、どの意見にも納得できるものがあります。わたしは、10年以上前にアメリカのドキュメンタリーを見て、臓器提供に関心を持ちました。臓器だけではなく、皮膚や骨など「使えるものはなんでも」といった感じで死体を解体していましたが、遺族への配慮も心得られていて、処理後は死体にさまざまな詰め物(?)をして、普通の死体と遜色ないようにしていました。ただ死んでしまうくらいなら、役に立ちたい。生きている間、わたしは誰の役にも立っていないから、せめて死んだ後くらいは、世のため人のため。昔はそういった気持ちから移植を希望していました。でも、死んで、移植をしようとした時に、わたしの内臓がボロボロで役に立たなかったら。移植する臓器は美しいもののほうがいいに決まってます。「死んでからも役に立たなかった」なんてことにならないように、生きているうちから自分を大切にせねばと、今は思うようになってきました。

自分にできること(Kylin・大阪・既婚・43歳)

昨年の秋のNYの惨事を見て、「自分にできることは何だろう?」と考えました。わたしはタバコを吸いません。だから肺は他人の使用に耐えるだろう……。多少、ヤンチャに暴れていたから、心臓もあげられる。肝臓・腎臓・膵臓はダメです。おそらくクスリまみれで疲弊している。目は近視だけど、目の不自由な方には譲ってあげられるだろう……。阪神大震災の時、「臓器提供意思表示」にある自分の記入欄は埋めました。承認欄がまだです。とりあえず、これを完全にしましょう。

役に立つのなら、それもいい(miyaco)

知人に腎臓移植を受けた人がいます。透析にしばられる毎日から抜け出し、旅行や結婚など「平凡」をたくさん体感しました。残念ながら長生きはできなかったけど、移植が彼女の人生を豊かにしたと信じています。彼女は母親の片腎を移植したので、見ず知らずの誰かの死後、臓器をもらったというわけではありません。だけどわたしは、極端に言ってしまえば、死後燃やされるだけのわたしの体で、誰かの人生に役に立つなら、それもいいと思っています。丁寧に弔ってもらうことに、それほどの価値は感じないからです。家族にも「これがわたしの選んだ道」と伝え、ドナー登録をしています。生死を人間がオペレートするのは、たしかに不遜な行為かもしれません。「自分」は死んでいるのに、「臓器」は生きてるのは怖い、という気もします。迷いが払拭できているわけではありません。でも、彼女の「今度結婚するの」と言った時の笑顔を思うと、今の登録を取り消す気にはなりません。

NO

エゴイストかもしれませんが(sazanami・神奈川・未婚・30歳)

わたしはドナー登録はしていません。臓器提供意志カードは持っていますが、「提供しない」に「○」をつけています。どうしてしないのかというと、もしわたしが移植しか助かる見込みのない病気になったとしても、他人の臓器を奪ってまで生き延びたいと思わないから。たとえ移植で病気を免れたとしても、死を免れることは絶対にあり得ないから。そして逆に、自分が死のうとしている時に、自分の一部が他人の体の中とは言え、自分の一部がこの世に取り残されることに抵抗があるから。自分が死ぬ時は、自分のすべてを灰にしてしまいたい。だからわたしはドナー登録をしません。

親から授かった体なので(みわ)

わたしの場合、親の影響を受けていると思います。臓器提供、という点だけで言うならば(骨髄バンクはちょっと次元が違うと思っています)、親はそこまでしてもらって生き延びたいとは思っていないし、仮に脳死状態になったとしても臓器提供をする気はないそうです。親は何かの宗教に入っているわけではないのですが、伝えられてきた迷信なんでしょう、臓器がないと死後の生活(?)が不自由になるから、提供はしない(だからされたくもない)そうです。かくいうわたしはアイバンクに登録しようと思ったことがあったのですが、「死んだ後、目が見えないなんて! 」と親に大反対され、とりあえず思いとどまっています。最後は自己決定だとは思っていますが、親から授かった体なので、親の考え方を尊重したい気持ちもあるわけで……。

OTHERS

科学が生命をいじっていいのか?(tamaneko・東京・既婚・40歳)

最初は、自分の臓器で使えるものがあれば、すべて使ってほしいと思っていました。わたしは健康上の理由で子どもが持てません。しかし、もし移植を受けて子どもを産めるような体になったとしても生まれてくる子どもは元々わたしが持っている弱いDNAを持って生まれてくるわけです。本来動物は、(人間も含めて)強い者が残っていくのが自然であり、それが人類の繁栄に繋がってきたのだと思います。それを移植やDNA操作により歪めることにならないのか?とも思います。たしかに、家族や友人であれば、移植などあらゆる手段を使って生きてほしいと思うのですが、自分自身が移植しか生きる道が残されていない場合、「ここまでが神様に与えられた人生だったんだ」と思って移植を受けないような気がするのです。つまり、わたしは「生きてもらいたい」「かわいそうだ」と情ではドナー登録を希望しつつ、命(DNA)の引き継ぎ、自然の摂理ということを理性的に考えた場合は、ドナー登録を希望しないということになります。簡単に考えればドナー登録してしまいそうなのですが、少し深く考えると「科学がそこまで生命をいじっていいのか?」という疑問にも突き当たり、現在、迷っている情況です。

家族が登録しました(みきママ・東京・32歳)

母がアイバンクに登録しています。改まって登録した、という話を聞いたわけでもなく、本人はいたって気軽に話しをしていましたが、聞いたわたしはかなり考えてしまうところがありました。待ち望んでいる人がいて、提供できるのならば提供する、というのはとても大切なことだとはわかっています。でも、いざ家族となると……。もしもその時が来たら、わたしは「うん」とは言えないような気がしているのです。そっと休ませてあげたい、と思ってしまうのです。

正直、悩んでいます(moomingmama・神奈川・既婚)

臓器提供を考えて夫に話したところ、「気持ちはわかるけど、今の日本では家族の負担が大えきすぎる」と言われました。また、骨髄バンクの登録を数日後に予定していた時に、提供時に骨髄に傷つけられた事故が発生し、一旦辞退しました。これではダメですよね……。結局、自分が大切になってしまっています。

踏み切れない理由(きどえり・東京・未婚)

死んだ後に、自分の遺体が役立つなら献体でも臓器提供でもしたいと思っている。でも意志表明にまではいたっていない。やはり、遺族への心理的ケアが不安。死んだ後まで家族を悲しませたくないし……。あと、骨髄バンクは、(今まで入院も手術経験もないので)怖くて踏み切れません。仕事を休まなくてはいけないらしいし。あ、なんかわたしって、自分がかわいいだけの人間ですね。すみません。

歯がゆいです(くまりん・未婚・30代)

子どもの頃から、病院に通うことが生活のサイクルに入ってしまっていたので、当然、献血すらできず、臓器提供は不可能そうです。角膜くらいなら、なんとかお役に立てそうですが。自分が薬のお世話になりっぱなしなので、「今、この瞬間」を祈る思いで生きている方には、使えるものがあれば使ってもらいたい。それが本音です。しかし、この肉体は使い物にはなりません。たいへん、歯がゆいです。

家族の反対の前に尻込み(みかげ・神奈川・既婚・27歳)

ドナー登録をしたいと思い、臓器提供意思表示カードを入手。けれど、家族の反対にあい、記入しないまま持っています。わたしは、万一の時に自分の体が役に立つのなら使ってもらいたいと思っています。けれど、家族はわたしの体が刻まれるのは耐え難いというのです。家族に万一のことがあった時、当人が自分の臓器提供を望むのなら、わたしは本人の意思を尊重したいと思います。自分の善意が家族を悲しませることもあることを考えたうえで、今後も家族と話し合っていこうと思っています。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「生きる」ことの意味

一週間、臓器提供に関して、多くの、しかもさまざまなご意見をいただき、私もずいぶん考えさせられました。
一見、臓器提供「賛成」か「反対」かの二者択一のようですが、それに至るまでの一人ひとりの生き方、生き様や死生観などが反映され、いずれも深い意味を持っていると思います。

奥沢すずめさんは、まだご主人が亡くなられて三週間しかたっておられないのに、よくご投稿くださいました。バリアフリー・デザイナーだったということですが、アイバンクへの提供、胸が熱くなります。ご主人の心が生きていくことで、奥沢さんご自身の心が元気になっていくことをお祈りいたします。

また、tamanekoさんのように、情のレベルでは提供には賛成だけれど、もう少し深く考えると、そこまで人間が関与していいのか、と迷ってしまう、というご意見も頷けます。ただ、一つ間違いなく言えることは、臓器を提供した人も、してもらった人も、遅かれ早かれ必ず死ぬ、ということです。この現実から免れる人は誰もいません。その現実の中で精一杯生き、尊厳を持って死ぬ、あるいは「意味ある死」とはどういうことか、をそれぞれが一生懸命考えているのだと思います。

臓器提供という問題は、生きることの本質が凝縮された問題だと思います。正しい答えはないのかもしれません。与えられた命をどう生きるか、どう役立てるか、また、どうありのままの現実を受け入れるか、一人ひとりが尊厳と畏敬の念を持って、自己決定することなのだと思います。

高橋陽子

高橋陽子

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