
どうせ有料なら、生分解性プラスチックに切り替えて(IPウーマン・36歳)
賛成です。「保育所のおむつ入れ用にたくさんもらっていくの」と、悪びれもせずスーパーのポリ袋をほとんど一巻き持ち帰ってしまう友人を見るたび、有料化すべきだ! と強く思います。どうせ有料にするならば、現在はコスト面から実用化が難しい、ポリ乳酸やポリイソ酪酸などの、生分解性プラスチックに切り替えればよいと思います。また、現行のPOSシステムの改良で、レジ通過前後の区別がつくようにすることくらいは、容易だと思いますので、万引き対策も可能でしょう。国民から文句が出ようとも、やるときはやらねばなりません。郵政民営化よりも、こちらの方が先でしょう。
必要性や利用価値を見極めるきっかけに(しろりむ・三重)
スーパーのレジ袋はゴミを入れたり、ご近所やお友達に野菜をおすそ分けするときに使ったりと、たいへん重宝なもので、私にとっては生活必需品のひとつです。だから有料化されれば、レジ袋にお金を払うつもりでいます。(実際、100円ショップなどでは、無地のレジ袋が売られています)。自分にとって必要なものはお金を払って買うし、必要でないならもらわない――レジ袋の有料化は、それぞれがレジ袋の必要性や利用価値を見極めるよい機会になると思うのです。たくさんあってタダというのは、一見よいようでいて、実はものに対する感覚が麻痺して、結果的には無駄にしたり粗末にしたりする原因にもなりかねません。ものと自分の関係を見直す意味でも、レジ袋有料化に賛成の一票を投じます。
デザインの改良に期待(かほり・埼玉・パートナー無・32歳)
私の実家のある神戸では、コープがすでに有料化しています。1枚5円です。買い物袋は持参するというのが結構根付いているかなと思っています。しかし、私や若い世代の人たちはスーパーの買い物袋を持ち歩くという習慣がないので、ついつい5円出して新しい袋を購入してしまいます。ポイントとしてはスーパーのレジ袋はデザイン的には全然よくないからです。あの袋を持っているだけで生活臭を感じてしまい、持ち歩くのに抵抗感を感じてしまいます。もっとデザインがよくなればいいと思います。レジ袋が丈夫にできていることは結構浸透していると思うので、デザインがよければもっと再利用したりできると思うのです。ただ、弱小企業いじめになるのはいなめないですが、もっとレジ袋の技術をほかに利用できれば、もうレジ袋の需要がなくなるからと苦しまなくてよくなると思うのです。それには、もっといろんな人たちの案が必要になると思います。レジ袋のデザインを募集して、それを採用したり、レジ袋の技術を他に生かすことができるかを考える会議をしてみたり、そういう動きができればもっとこういうことに関心を持つ人が増えると思います。
お店に返して再利用できるシステム(kemkem・岡山・パートナー有・45歳)
通常はマイバックを持って買い物していますが、突然思いついて買い物するとき、レジ袋って便利です。今環境問題のシンボルのような扱いですが、いっぱい入って丈夫で、コンパクトで……これを発明した人、偉い! 無料でもらっては申し訳ないです。家に持って帰ったときはゴミ袋代わりに使ってますが、無駄になることも確かにあります。いっそのこと有料化して、もっと丈夫にして、使って済んだらお店に返して繰り返し使える、というようにはできないものでしょうか。余談ですが数年前の環境問題のシンボル、割り箸問題ってその後どうなったのでしょう。レジ袋も単なるブームで終わらないよう、有料化以外にも建設的な改善があってもらいたいものです。
価格設定に工夫を(Dr.みっちゃん・福井・パートナー無・42歳)
有料化に「YES」と投票しましたが、今、議論されている程度の価格では、有料化してもあまり意味がないと思っています。1枚5円程度なら、私なら払いますもの……。しないよりはしたほうがまし、という程度でしょうか。もう少し高く(思い切って30円!)するなら、ちょっと真剣に考えるでしょうね。ある程度料金が高くなければ、本来の目的である、レジ袋の枚数削減に効果がないと思います。その上、ある程度料金収入が上がるので、大量のレジ袋に起因する環境問題を解決(例えばごみ焼却炉の延命みたいなこと)に役立ちますし……。実際、30円/枚って無理でしょうかね。50円だとさすがに高すぎるような……。絶妙な価格設定だと思うのですが……。

本当に、全体としての生産量は減らせるのか(奥沢すずめ・東京)
レジ袋を有料化するなら知りたい事があります。有料化したら本当にビニール袋のリサイクル率が上がり、生産量が減るのかどうかです。マイバッグを持って行くような主婦の方はスーパーでもらって来る袋を無駄に捨てたことはないと思います。小さなものには生ゴミを入れたり、大きなものはゴミを捨てるのに使っているはずです。スーパーの袋がなくなっても、こうしたビニールは買わなければならないはずでしょう。こうした事を考えると本当に有料化がエコロジカルなのか疑問です。有料化された場合にマイバッグを持って来る人の割合とその層、家庭で必要とされるビニール袋の量、厳密に試算し、本当に生産/消費量が減るのかどうか、知りたいと思います。有料化は一見、環境によさそうに思えます。関心を持ってくれる主婦層はこうした「一見」に左右され易いので、そこまで考える人は少ないかもしれません。が、有料化しなくても、個別に理解を得る事で減らせる部分こそが、無駄な部分でしょう。
袋そのものを店に用意しない、という考え方(枝利子・東京・パートナー無・51歳)
有料も無料もなくする。要するに袋を用意しない事の方がこの地球にとって良い事だと思います。私はいつもバッグの中に袋を持ち歩いています。袋がなければ、その場で買わなければ良い。もっと厳しくして行かないとゴミだらけになっちゃいます。お金を出せばなんでも手に入る世の中にしたからですよね。スーパーのレジ袋は止めるべきです。
使いやすいマイバッグが欲しい(tulip・福岡・パートナー有・33歳)
環境問題を考えると、レジ袋の有料化に「賛成」と言いたい所ですが、仕事帰りに買い物をすることが多く、一日中買い物袋を持ち歩くのは大変だな、と今から考えています。今後、デザインやコンパクト性等が考慮された袋が出てくるのでしょうが、それまでは、結局レジで買い物袋を買うことになりそうです。折りたたみが楽で(できれば片手でも折りたたみできるもの)、ハンドバックに入るサイズのもの(仕事中に、バックの中から買い物袋が見えるという状態は避けたい)が開発されたらいいなと思います。