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今週のテーマ会議番号:1972
ネット情報を利用するとき、著作権に配慮していますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2006年09月04日より
2006年09月08日まで
円卓会議とは

金野志保
プロフィール
このテーマの議長
金野志保 弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
円卓会議議長一覧
本日もたくさんの投稿をありがとうございました。ネット上の情報の正しい利用方法がわからずに不安に感じて……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 判断の基準がわからない (ハルミン・東京・30歳)
著作権については自己判断で気をつけている、というレベルです。しかし、たとえば、友達に、おもしろかった本の内容を紹介したいときに、SNSに文章を引用して公開するのはOKなのか、また「オススメ」としてCDジャケットをネットのサイトからコピーしてしまうのはNGなのか、など、そもそもの判断基準がわかりません。やはり、ビジネスパーソンたるもの、著作権程度の法律は読み込んで頭に叩き込むのが「プロ」でしょうか。

yes 「個人で楽しむ」範囲内を意識 (カウワード・東京・パートナー無・23歳)
私は、よく新聞の社説等を切り抜き感覚でcopy&pasteして、時には「自分だったら、どう書くか?」「より説得的な文章にするには?」などをワードで作成しています。ただ、その内容をネット上に公開したり、外部で転用したことはなく、あくまで「個人で楽しむ」範囲で行動しているつもりです。ネット上の情報を利用しても、外部に発信しなければ合法、というのが私の感覚です。

yes どの範囲まで (aminami・高知・パートナー無・31歳)
著作権の範囲の線引きの判断基準がわかりません。一応、気をつけてはいるのですが……しょせん自己判断レベルです(社内などで相談できる方・部署がありませんので)。また、著作権だけでなく個人情報等についても、どこまで何を基準に注意を払えばいいのか不明瞭です。本やネットでの情報を参考に、勉強する毎日です。

no 「出典・引用」だけでは不安 (いんこいんこ・大阪・パートナー有・43歳)
とりあえず、資料に添付する際に、「出典・引用」という形で必ず明記するようにはしていますが、これだけ情報網が発達した現在、果たしてこれだけで大丈夫か? と不安になることも多々あります。まあ、今のところ大きな場での使用経験はなく、これから勉強する必要がありそうです。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「私的使用の線引き。学習の機会がない、ではすまされない」
本日もたくさんの投稿をありがとうございました。
ネット上の情報の正しい利用方法がわからずに不安に感じていらっしゃる方が圧倒的多数のようです。私も先般、とある一部上場企業のコンプライアンス研修にて、「インターネットの落とし穴」という表題で、個人情報保護の法的リスクと、ネット上の情報利用の正しい方法についてお話したのですが、聴講者は前者よりも後者の部分に圧倒的に興味を持ったようでした。確かに、著作権等について不安には思っても、一般の方向けに学ぶ場所があまりないのでしょうね。

インターネット上の情報にも著作権があって、原則的に勝手にコピーしたり、情報をコピーしアップロードしたりしてはいけないことは昨日お話しました。しかし、いくつか、合法的に利用できる場合があります。ネット上の情報で、一番合法利用の可能性のある形態は「私的使用」と「引用」かと思います。

私的使用は著作権法の定義によると「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること」です。例えば、ネット上の情報をプリントアウトして自分や家族等で利用するのはOKです。他方、プリントアウトしたものを他人に配るのは違法です。また、会社で利用する以上は、どんなに少人数でも上記の定義からは逸脱します。さらに、インターネット上にアップロードする行為は、既に「私的使用」とは言えません。

例えば、誰かの講演(講演も言語の著作物の一種です)を録音して自分だけで聞きなおす行為は私的使用でOK、テープおこしをして他人にその内容を(紙であるかネット上であるかにかかわらず)伝えるのはアウトです。よく、「こんな講演を聴いて素晴らしかった」などという記事をブログ上などで見かけますが。それは複製権または翻案権(要約や翻訳等をする権利)と送信可能化権(アップロードする権利)の両方を侵害していることになるのです。スペースの関係で、合法な「引用」方法についてはまた明日お話いたしますね。

引き続き、ネット上の情報利用に関し、不安に思うことや気をつけていることをお寄せください。なお、著作権だけではなく肖像権やパブリシティ権についてもお話したいと思っておりますので、あわせて疑問をお寄せください。

金野志保
弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
金野志保


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