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伊勢崎賢治さん
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40万人っていうのは大したものですよね
- 佐々木
それで、その60万人のコミュニティを任されて、ゴールを決めて、束ねるまで、どれぐらいの期間がかかるのですか。
- 伊勢崎
最終的には、僕が出たときには40万人ぐらいしか。でも40万人っていうのは大きいですよね。
- 佐々木
それは、すごいですよ。40万人を束ねるなんて。
- 伊勢崎
そのスラムの3分の2のメンバーシップですよね。その後のことはわかりませんが。僕は赴任地を離れちゃうと全く交友関係を切っちゃうタイプなので。
- 佐々木
そうなんですか?
- 伊勢崎
あまり好きじゃないんです、べったりするのは。
- 佐々木
別に永遠にそこをお世話しようとしたんじゃなくて、そのプロジェクトを引き受けているからっていう、そういうお考えだからですか?
- 伊勢崎
別に僕一人がやるわけじゃないし。
- 佐々木
次のプロジェクトもあるから。
- 伊勢崎
あまりグジュグジュするのは好きじゃないんです。べったりする人間関係はあまり好きじゃないんです。親友もそんなにいないし。あまり親友を作りたいと思わないんです。
- 佐々木
誰か特定の人とべったりする関係を作りたくないんですね。私もそうかもしれません。
- 伊勢崎
嫌ですね。だから、自分のやった仕事がその後どうなったのかも執心しませんし。でも40万人の住民組織を造ったのです。
- 佐々木
それは、どのぐらいの期間で?
- 伊勢崎
僕が入ったのが、確か、その組織が入り始めて2年目ぐらいですから、40万人を組織するのに4年近くかかったんじゃないですかね。その間にいろいろな闘争があり。
- 佐々木
身の危険みたいなものもあるわけですか?
14/30
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