ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第129回 伊勢崎賢治さん

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伊勢崎賢治さん
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で、狙われました
- 伊勢崎
2回、公安に狙われました。
- 佐々木
公安に?
- 伊勢崎
インド政府の公安に。皆、インドっていうと、ヒッピーの天国で、ホンワカした社会で、賄賂だの何だので社会も政府もいい加減だし、そういうイメージなんだけど、それはうわべだけ。隣国パキスタンと歴史上ずっと臨戦状態にありますからね。侮っちゃいけない。この国の諜報機関は大変進んでいる。日本の比じゃないですよ。でも、スラムには警察も入りたくても入れないんですよ、怖くて。で、住民に紛れ込ませて公安の人間がいるんです。で、狙われました。
- 佐々木
狙われたっていうのは、どういう?
- 伊勢崎
駅のホームで2回、暗殺されかかったんです。
- 佐々木
それは、撃たれそうになったとか?
- 伊勢崎
いや、後ろから押されたんです、ホームで。
- 佐々木
突き落とされそうになった?
- 伊勢崎
ええ、そうです。僕の同僚が押さえてくれまして、人混みの中ですから、もう分からなかったという。それは絶対に押した人間がいたんです。で、二人とも落ちそうになったんです。その辺から、やっぱりこれは…… と。
- 佐々木
少し意識した?
- 伊勢崎
ええ。同僚に迷惑をかけると思って。
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