ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第12回 大平 健さん

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大平 健さん
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病院に来る半数の人は病気ではない
- 佐々木
先生のところへ来る方で、話を聞いているうちに「これは病気ではないな」という方もいらっしゃいますか?
- 大平
半分は病気ではないですね。
- 佐々木
ということは、深い悩みがある、というのと、精神病である、ということの境は、相談に来る本人にはあまりわからないと。
- 大平
実際問題としては、ほとんど違いはない、ということです。
- 佐々木
最近は特にうつ病などがメディアでも大きく取り上げられていますが、今の30代、40代の社会人は、職場でも生活でも、いろいろな悩みやストレスがあるわけですよね。そんな中で、単なる悩みや自分の精神力の弱さなのか、それともはやり病気なのか、考えることもあると思うんです。どちらにしても気軽に病院に行ってみようと思ったほうがいいんでしょうか。変な質問ですが(笑)。
- 大平
いや、病院じゃなくてもね、サプリメントで治ったならそれはそれでいいし、体操でも、お友だちに相談するのでも、宗教だってなんだっていいんです。ただ、病院でもやれます、というようなことなんですよね(笑)。
- 佐々木
たとえば産婦人科もそうですけど、精神科は行きにくい、という人も多いかとおもいますが。
- 大平
はい。でも、行きたい人や精神科が好きな人もいますし、最近は高校生なんかもたくさん来ますから。
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