ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第144回 鎌田由美子さん

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東日本旅客鉄道株式会社/事業創造本部 地域活性化部門 部長
鎌田由美子さん
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こっちはホテルの再建なんです
- 鎌田
こっちはホテルの再建なんですが、これが花巻市なんです。こっちは館山で、両方とも約30室程度の小さなホテルなんです。
- 佐々木
行ってみようかな。
- 鎌田
これは元々、ベッド・アンド・ブレックファーストっていうコンセプトで作っていて、夕飯は地元で食べましょう、と。朝食と宿だけで値段もリーズナブルにって。そういうコンセプトで15、平成7年から地方にホテルを作ったんです。で、それがなかなかうまくいっていなかったんです。花巻は冬だと零下10度を超えるんです。温泉に入った後に外に食べに行くって、結構しんどいんですよ。
- 佐々木
そうですね、零下じゃね。
- 鎌田
で、そういった中で、夕飯もむしろ地元の食材を全部使って、そこで美味しいものを提供して、地元のよさを知ってもらいましょうっていうことで、和食三つ星の神田さんにちょっと手伝ってもらって。ここで働いているスタッフも神田さんのところに勉強しにいって、それでお料理を作っているんですね。鍋がメインなんですけど。
- 佐々木
これはJR関係のホテルだったところを、手を入れたっていうことですか。
- 鎌田
そうなんです。弊社のホテルはシティホテルのメトロポリタンと、ビジネスホテルのメッツ。それにもう1つ、長期滞在型のホテルがあったんですが、これが規模も小さいのであまり知られていないんですね。
館山は、スポーツをテーマに、ということで、7月にトライアスロンの大会とか8月にビーチバレー・ビーチサッカーの大会とか、いろんなイベントをやっていく予定です。客室数も小さいので、それが好きな人たちに集まってもらう、そういったものにしたいんですね。いわて東和は菜園併設型のオーベルジュで、レストランの向かいが大きい畑になっていて、お客様が朝、かごを持って好きなものを摘んで食べる。子やぎもいて、草取り要員なんです。
- 佐々木
すごくきれい。これは流行りそうです。
- 鎌田
嬉しい。そういった、「これが好き」っていう人が集まってくれるものをやりたいな、と思うんです。
- 佐々木
いいですよ。これからの商品・サービスづくりは、そこが基本です。
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