ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第144回 鎌田由美子さん

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東日本旅客鉄道株式会社/事業創造本部 地域活性化部門 部長
鎌田由美子さん
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10年先を考えて仕事をやったことが、あまりないんです
- 佐々木
これからもプロジェクトがいっぱいで、たぶん「鎌田さんに頼めば……」っていうふうに、会社もいっぱいやってほしいことがあるんだと思いますけれども、鎌田さんご自身はこれからどんな仕事に取り組みたいですか。
- 鎌田
今までもそうなんですけど、5年先とか10年先を考えて仕事をやったことが、あまりないんです。ただ、自分自身が10年先にはこんな人間になっていたいっていうような、たとえば5年後だったら、かをりさんのような、微笑んで、生きる余裕を……。
- 佐々木
余裕? それは間違いです。
- 鎌田
そうですか?ドーンとして動じない人間になっていたいな、とかね。
- 佐々木
いや、私が同じことを申し上げたいですよ。
- 鎌田
そういうイメージはあるんですけど、じゃあ実務の面でどんな仕事をしたいかっていうのは、実は考えたことがなくて、やっているうちに次の仕事ができてきちゃうんですね。で、それをやるような状況になっている人生なんです。
だから、これも元々、地方とか農業関係も絡んできているんですけど、そういったものを最初からやりたいっていうんじゃなくて、エキュートから地方がつながってきて、そのセクションに行って、もらった案件とか、「困っている」って言って持ち込まれた案件をやっていると、こうなっちゃったっていう感じなんです。今、部下も20人いるんですよ。
- 佐々木
すごいね。
- 鎌田
もう、元気ですよ、皆。結構考え出すと楽しいんですよ。だから「これも不採算で難しいな。うーん」って難しい顔をしていたって全然面白くなくて、現地に行くといっぱいいろいろ美味しいネタがある。
- 佐々木
そうですよね。面白そうだなあ。
- 鎌田
面白いです。
- 佐々木
何か、仕事で一緒にできることがあるといいですね。
- 鎌田
そうですね、ぜひ。
- 佐々木
今日は、楽しかった。そもそも以前一緒のパネルのときに「男たちも捨てたもんじゃないですね」って、発言されて、それ以来のファンです。
- 鎌田
やだ、もう恥ずかしい。聞かなかったことにしてください。
- 佐々木
ちょっと小さい声で言いました。……ということで、これからも、ぜひよろしくお願いします。
- 鎌田
よろしくお願いします。ありがとうございます。
対談を終えて
「男も捨てたもんじゃないと思いましたよ」とあるとき鎌田さんが発言されたのを聞き、そのユーモアある発言と、男性部下たちをガンガン動かす、若い女性リーダーを大好きになりました。さばさばしているところが、話していて気持ちがいい理由です。今回の対談も、鎌田節で進みました。 第15回国際女性ビジネス会議では、講演していただきます。楽しみ!
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