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藤野英人さん
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日常生活と仕事が一体化した世界
- 佐々木
投資先の銘柄リストは、藤野さんの前に担当していたファンドマネジャーからが引き継がれるわけですよね。それを毎日眺めてらした。何社ぐらいあったのですか?
- 藤野
40社ぐらいですね。それを毎日見て、「この銘柄を売って、この銘柄を新しく加えよう」というようなことを、25、6歳のころずっとやっていました。
- 佐々木
25、6歳の男性が、銘柄表をポケットに入れて、どこに投資していこうなど考えているとは、どんな感じでしょう。生活の中で消費財として出ているものだった場合、日常生活で歩きながらでも、気になってくるでしょうし。
- 藤野
すべて投資と結びついてくるわけですよね。「この企業は投資できるかな、あの企業は投資できるかな」とまさに24時間考えている状態ですね。
レストランに行っても、「サービスがよくて客単価も安いから、買いじゃないか」とか。あと、「ここのハンバーグは冷凍食品だけどおいしいな。冷凍食品を作っている会社はどこだろう?」とか、そういうことを常に考えるようになるんです。
- 佐々木
隣の人がスーパーで買ってるのを見ると、「ああ、あの会社はいけるんじゃないか」みたいな。
- 藤野
コンビニエンスストアだと、ローソンとファミリーマートの違いはどうだろうか、ということがあったり。
日常生活と仕事とが一体化した世界になってくると思います。
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