ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第19回 井狩倫子さん

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井狩倫子さん
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ゴーン社長の意向を誰が実現するか
- 佐々木
CEOオフィスとして社長の意向を実践するために、適材にそれを伝えるということは大変重要なことだと思いますが、経営戦略などについてはどのように進められるんでしょうか?
- 井狩
経営戦略にかかわる業務は、企画室が担っており、担当の副社長を中心に企画します。月1回の経営会議が社長の意思伝達の場になります。
- 佐々木
経営会議で重要な案件が各担当にアサインされるわけですね。
- 井狩
はい。そこで明確な担当部署のない案件をCEOオフィスが一度預かります。そして、その案件をスムーズに進めていくために社内のどの部署と調整すればいいか決定しています。
そのとき気を付けていることは、今後の進め方についてのシナリオをいくつか持ち、ベストな部署と調整することです。
的確な部署に案件を持っていかないと、抵抗が起き、社長の意図から外れてしまったり、的確に実行されなくなってしまいますので。
CEOオフィスに調整依頼された案件が円滑に進んでいくよう常にベストな方法を考えています。
社長には、今後の方向性については確認を取りますが、一度社長の手を離れたら実現方法などについては、よほどのことでないと相談しません。社長にとっては結果が出ればいいわけですから。そういう意味でCEOオフィスの役割は大きいと思います。
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