ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第26回 松井龍哉さん

26 |
松井龍哉さん
|
|
|
京都の和菓子のように
- 佐々木
松井さんが創られるタイプのロボットって、一人ひとりが優しい気持ちになれるものなんでしょうね。それでいて、周りの人たちとの交流や幸せを導いてくれる、パーソナルエンジェルロボット。わたしの勝手な想像なんですけど(笑)。
- 松井
(笑)。 丁寧に人間が創れるものは、工業製品っていう考えはなくて、まあ工芸品ですね。だからプロダクト的にお菓子を作っている、たとえば、大手メーカーのスナック菓子よりは、京都の和菓子みたいに、一つ一つ丁寧にやっていくというのが、実は21世紀のビジネスを成功させる上で、一番大切なことじゃないかなと思ってます。
- 佐々木
大賛成。
- 松井
うちは最小限の人数ですけど、一人ひとりが能力を一番発揮できるようにやる。だからロボットでいうと、単純な話、100万台売ることは目指さない。 100年後を考えると、僕らが今やることはすぐの利益を考えて発想しない、ということが大切ですね。意外と無欲だとちゃんと返ってくるというのがあって(笑)。
- 佐々木
キーワードはプレシャスという感じでしょうか?
- 松井
うーん、そうですね。一つ一つ丁寧に、そういう物づくりをしていくことが大切で、100年後に評価されるものを、今創るということだと思いますけど。
15/18
|
 |
|
|