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假屋崎 省吾さん
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「月・月・火・水・木・金・金」。
- 假屋崎
私の場合には、土日がないからね。「月・月・火・水・木・金・金」ですね。昔そんな歌、ありましたよね。なんか違う時代に生まれてるのかしらって感じですね。
- 佐々木
でも豊かに、花に囲まれて、昔と違って大きな家に住んでいると、幸せな気持ちになりますでしょう?
- 假屋崎
お金じゃなくて、自分自身が精神的に満たされるために、自宅を美しいものに囲まれた環境にしているわけですよ。で、そのために働くわけですよ。こういう環境にしたいから働くのか、働くからその環境になるのかっていうのは、なんだかちょっと微妙なところです。
- 佐々木
わかります。いろいろなお仕事をされて、多くの人に触れるのでストレスの度合いも強いと思うんですけれど、だからこそ美しいものに囲まれていないとやっていられないっていうのあるんじゃないですか? 以前、6畳と4畳半の家だったと読みました。実は私もそう。だからこそ今、毎日家に帰り、ドアの前に立つと、感謝の気持ちが生まれるんです。ありがたいって。
- 假屋崎
そうなんです。これは不思議ですけどね。気分的なことっていうのは、ちょっとしたことで大きく変わるんですよね。誰にでも自分なりのポリシーや趣味嗜好があったり、エネルギーを投入できるところがあると思うんです。すべてを忘れて。
仕事はきついし大変だし、それからいろんなことも起こるし、時間もないし、疲労困ぱいする。でも没頭できる自分の好きなものがいくつかあると、それですべてを忘れさせることができるわけですよ。そうすると、明日へのエネルギーがワーッと湧いてくるわけですよ。私の場合、それがわが家であったり、ピアノや花であったり。
棺おけに入ったときに「あれしたかった」「これしたかった」って言っても、もうおしまいなんですから、それまでにね、精一杯生きていくしかないと思っています。
それには好きなことをいっぱいやってね。それでもマイナスの嫌なことはつきまとうものですよ。全部プラスなのは、天国しかないわけだから。
- 佐々木
今日は本当に楽しかったです。またこれからもよろしくお願いします。家にもオフィスにも、いっぱいお花、飾ります。ありがとうございました。
- 假屋崎
みなさま、ありがとうございました。
対談を終えて
さっそく、家にいっぱいお花を飾り始めました。以前はいつも食卓に生花を置いていたのに、最近はなかったのです。本当にお花のある生活は豊かですよね。温かい気持ちになります。どんなにお忙しくてもわたしたちに温かく接してくださる假屋崎先生の礼を尊ぶ生き方を、わたしも大切にしていきたいと思います。近々わが家にいらしていただくのを楽しみにお待ちしています! ありがとうございました。(佐々木かをり)
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