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ビジネストレーナー/株式会社ユニカルインターナショナル バイスプレジデント
ダーシー・アンダーソンさん
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誰でもできる英語でのプリゼンテーションスキルアップ法
- ダーシー
わたしはいつも、鏡を使うことをすすめています。鏡で自分を見て、リラックスしているかどうかチェックしてください。次は、アイコンタクト。あなたが品位ある、信頼できる人物だと相手に納得させるのに、アイコンタクトは非常に重要です。家族や親しい友人などに協力してもらって、練習してください。
スピーチをするときなどは、ストップウオッチを使って、自分が第二言語を話すときの速度を知っておくことです。まず100語の原稿をしゃべる時間を計るのです。3分話すつもりが、ゆっくりだと、実は6〜7分話していることがあります。自分の速度を知れば、気持ちがより楽になります。あなたはテレビの仕事の経験があるからおわかりだと思います。わたしもこのことをラジオの仕事で学びました。
ストップウオッチと原稿があれば、誰でもできることです。今では携帯電話にもストップウオッチがついていますから、いつでもどこでもできますよね。自分でいろいろ工夫してみてください。
17年前、日本では教育改革が論じられていました。ところが、多少の変化はあったものの、今も教育改革が論じられています。政府の改革を待っていてはいけません。
- 佐々木
ほかに、日本のビジネスウーマンに向けて、何かアドバイスはありますか?
- ダーシー
先日のセミナーでは、ビジネスウーマンのために二つのアドバイスをしました。一つは、Eメールには氏名のほかに肩書きも忘れないで書く、ということです。わたしはたくさんの日本のクライアントの書類やメールを添削しています。ある女性はYukiとだけ署名をしていました。Yukiはある部署のマネジャーなのですが、Yukiだけではそれはわかりません。日本の女性は肩書きを使うのをためらうようですが、肩書きがあなたの名前に重みを与えてくれるのです。男性はそうする必要がないのですが。
もう一つは、理由もなくニッコリほほ笑んだり高い声でケラケラ笑うことは絶対にしないことです。笑うのは気持ちのいいことなので、これを実行するのは大変ですが、笑い方に気を付けるだけで、真剣に仕事に取り組んでいる人物だと見られるようになります。
笑いや微笑を見せないと言うと、意地悪な人になったように思うかもしれませんが、仕事の場ではそれが周囲に信用を与えるのです。友人といるときにはどのように笑ってもかまいません。
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