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アナウンサー・ビジネスコミュニケーショントレーナー
山口容子さん
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スキルある女性たちを「話し方」で表舞台へ
- 佐々木
テレビのお仕事以外には、どんな仕事が多いですか?
- 山口
ボリュームとしては、研修の講師の仕事が多くなってきたの。もともと、いずれはテレビ以外の仕事にシフトしていくんだろうなあとは思っていたのね。けれども、その方向性も時期も明確ではなかった。でも今、たぶん、そういう流れに乗っているんでしょうね。
たとえば、国家公務員の初任行政研修で「キャリアの卵の皆さんに、コミュニケーショントレーニングを」という講座とか。ユニカルのお仕事でしたが、声をかけていただいて本当に良かった。すごく楽しかったの。自分では、教えるのって苦手だと思ってたのに、いっぱい発見があって、研修ってこんなに楽しいんだって。
- 佐々木
それに、イー・ウーマン ユニバーシティの講演者総合養成講座も。
- 山口
それも、よくぞ目をつけてくださった! 素晴らしい企画だと思いましたね。というのは、国際女性ビジネス会議での夜のネットワーキングパーティで、佐々木さんはほら、2〜3時間、名刺交換の列が途切れることがないくらい、ご挨拶してらっしゃいますよねえ?
- 佐々木
はい。
- 山口
わたしのほうは、途切れ途切れなんですけれども(笑)、お話にきてくださる方の大半は、「話し方に自信がないんです」、「こういう場面でこういう話をするんだけれど、声が出ないんです」、「個人レッスンはされてませんか?」なんておっしゃる方ばかりなのよ。あんなに意欲があって、意識も高くて、お仕事のレベルも高い人たちが、「話し方」という最後の出口の間口が狭いばっかりに、力を発揮できないって悩んでる。
- 佐々木
もったいないですよね。国際女性ビジネス会議もそうだけど、イー・ウーマンに集まってくださる方々は本当に皆さん、アタマはいいし、中身はいいし、話し始めるといいし、文章書くといいのに、パッと見るとそれが表現されていない、って場合が多い。わたしはこれ、15年くらい思い続けていて、やっと形にしたのが今回のユニバーシティ講座「講演者総合養成講座」だったんです。
- 山口
よくぞ、形にしてくれましたよ。わたしも講師として、そういう方々の背中をポンって押せたらいいなあって思います。
- 佐々木
一緒に形にしましょう。いい卒業生、出したいしね。
- 山口
それはもう、日本のためよね! 今までなかなか光が当たらなかった女性たちを、まばゆい表舞台にひっぱり出して、みんなで一緒に輝きましょう!
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