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戸田江里子さん
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「出資する」と言わしめた理由とは?
- 佐々木
とても面白いビジネスだと思いますが、浮川さんに、最終的に「出資するから会社にしたら」と言わせることができた。それができた理由は何だと思いますか。たくさんの要素の中から、何がよかったと思います? きっかけが、そもそもよかったのか? 戸田さんを信頼しなければ投資はしないだろうし、浮川さんは、どんなプロセスを見て「お金出すわ」と言ってくれたんだろう。
- 戸田
一番にはアイデアがあるかもしれないですね。ソフトウエアの会社って、技術的なことをやる方はいっぱいいらっしゃるかもしれないけど、こういったアナログなアイデアを提案する方はいなかったから。「すごく新鮮だった」ということは、ご本人の口からも伺っています。
- 佐々木
スピードはどうでしょう? 浮川さんが「ないかしら?」って言ってから、戸田さんが持って行くまでのスピードがすごく速かったから、タイミングを逃さなかったとか。
- 戸田
実はそんなに速くもなかったです。
- 佐々木
お伺いしたいのはね、どんなに良いアイデアでも、「とても新鮮だ。ぜひ一緒にやりましょう」といって、ビジネス提携が始まることはあっても、「新鮮だ。わたしのお金を出すので会社にしなさい。あなたやってください」っていうのは頻繁にはないことだと思うし、言うほうだってかなりの決意がいる。
- 戸田
たぶん、わたしが想像するに、ハッピーコムのプリゼンをしたときに、主婦のネットワークに事前にアプローチしていたので、企画の中に、わたし個人そのものというよりも、その周りにいる人たちの顔が見えた、そういうところに出資してみようと思ってくださったのかなと思います。
- 佐々木
戸田さんの人をひきつける魅力だったり、いろんな組織に参加して貢献もされている、仲間感っていうのかな。今流にいうと、コミュニティが見えてくるようなところに投資してくださった、ということなんでしょうか。
- 戸田
たぶん、わたしがソフトウエアの技術者だったら採用されなかったと思う。
- 佐々木
なるほど、そうかもしれない。
7/15
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