ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第4回 中谷 彰宏さん

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中谷 彰宏さん
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大人の意識
- 佐々木
そうすると小学校以前、幼稚園の時もそんな感じですか?
- 中谷
幼稚園の時は、仕切るっていう感覚はないなあ。健康優良児に選ばれてるなんていうのは、自分の意志や意欲とはあんまり関係ないし。そういえば、僕は占い師さんに、「もう7歳の時にすでに中谷彰宏になっている」と言われたのね。
- 佐々木
それはいつの時ですか。
- 中谷
39歳の時。占い師の先生に、「7歳の時に中谷彰宏はでき上がっている」と。じゃあ幼稚園の時に何が中谷彰宏的だったかというと、「フォークダンスを好きな子としか踊らない」と親が呼び出されたことでしょう。
- 佐々木
(笑)幼稚園で? つまり、フォークダンスで順番に踊らないってこと?
- 中谷
いや、次の子が回ってきているけど、ずっと腕組んじゃってるわけ。
- 佐々木
(笑)明確ですね。
- 中谷
好きな子としか踊らない。その時よかったのは、父親が「そりゃ、そうやろ」って(笑)、言ったこと。父親もダンスやってたから。わがままな子どもですよね。フォークダンスを好きな子としか踊らないというのは。今から思えば明らかにマナー違反なんだけど、子どもなりの無意識な、微妙な駆け引きがあって、踊った子は多分うれしいだろうと考えたり、すごい好きなんだけど踊らなかったり。
- 佐々木
そういうことを幼稚園の時にやってる。
- 中谷
無意識でね。
- 佐々木
でもそれが7歳になってないわけだから、まだ中谷彰宏的じゃないんですよね。
- 中谷
いや、それはもう形成され始めているんです。2歳、7歳っていうのが僕の節目になっていて、2歳の時に、大人の意識をかなり明確に持っていた。
- 佐々木
記憶にあるんですか?
- 中谷
いや、僕は全然覚えてないんだけど、2歳で家長になっていたそうです。親の気持ちもわかっている。親がどうしたら喜ぶだろうかとか、親を喜ばせてあげようという意識を持っていると。
- 佐々木
それは親から聞いた話?
- 中谷
これは占い師さんから言われた。2歳の時に、周りの中で仕切る側になっていると。
- 佐々木
ご兄弟は?
- 中谷
妹がいます。彼女の面倒も見ないといけないんですよ。家が商売をやっていると、子どもの面倒は長男が見るんですよね。妹の面倒を見ていたというのは、今から思うといろんなことに役立つトレーニングになってますね。
- 佐々木
たとえば?
- 中谷
僕が本を書く時のベースって喋り口調なんですよね。これに影響している。僕が妹を寝かさないといけなかったわけですよ。親は仕事してるから。妹を寝かす時に、眠るまで話し続けるんですけど、なかなか眠らないですよ。子どもって。いろんなお話をしないといけない。
- 佐々木
そうそう。子どもが2人いますからよくわかります(笑)。
- 中谷
毎日そんなことをしているうちに、女の子に眠るまで喋り続けるっていうことが苦痛ではなくなる。
- 佐々木
今も役立っている(笑)。
- 中谷
全然苦痛ではないですね。それが一番役に立っています。
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