ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第42回 江端貴子さん

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江端貴子さん
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新卒女子が、銀行システム?
- 佐々木
どうしてですか?
- 江端
つまり、金融は富士通にとっても大きな柱のひとつで、なおかつ金融、銀行・証券会社と言うと男社会だったのです。当然、そのためのシステムを作っているSEも営業も、全員男性だったのです。
そこに私が「銀行をやりたい」と言ったものだから、「今年入ってきた社員の中に、女性なのに銀行がやりたいという者がいる。どうしますか?」と、金融機関向けのシステム開発の責任者である事業部長のもとに、人事から問い合わせがいったんですよ。
その当時の事業部長が「女の子なのに元気がいい奴だな。それだけやりたいと言っているのだったら、ここに来させなさい」と言ってくれて、そのうえ、ひとりではかわいそうだからということで、私と組にさせられた女性までいるんですよ…。
- 佐々木
何人ですか?
- 江端
1人。私と2人きりで入ったんですよ!金融のシステムを実際に作っている部署に配属されたので、まわりは男性ばかりという環境でした。
- 佐々木
うれしかったでしょう?
- 江端
いやあ…(笑)。配属された課の課長さんに、「君たちにはまず、ドキュメント管理をするチームに入ってもらう」と言われたんですよ。
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