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フリーダイビングトレーナー・アプネアフォトグラファー
菅原真樹さん
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釣り番組がきっかけで海が好きに
- 菅原
小学校4、5年生のときに、海が好きだとか、そういうものがすごく強くなってきたんですね。
- 佐々木
それは何かきっかけがあったんですか?
- 菅原
釣りが大好きになって、魚にすごく興味もあるし、非常に生物に対する興味が増えてきて、そうした中でちょっとあるテレビ番組でですね、深夜にやってる番組で、釣りを紹介する番組があったんですね。それで、非常に憧れる名人がいたわけなんです。
- 佐々木
どなたですか?どんな番組?
- 菅原
服部さんっていう……『11PM』で(笑)。
- 佐々木
そんなの見てたんだ、小学生で(笑)。
- 菅原
それで、その服部さんが世界中の海と釣りを紹介してくれるっていう番組で、非常にワクワクしながら見ていたのです。外の世界を見せてくれるっていうかね。
ある日、ハワイのカジキを釣る、そういう番組に出会って、衝撃を受けたわけですね。そこでもう、コナに住みたいという、住むんだ!っていうふうに決めたわけです。
- 佐々木
小学5年生で。
- 菅原
そうです、5年生のときに。まあ、コナに住んで海の仕事に携わりたいって。それからもうひとつは、神戸が近かったものですから、幼いときからやはり外国から来る客船に憧れていたわけですね。
船に憧れて、そういう船員で、オフィサーの人たちの姿を見て、ものすごくかっこいいと憧れ、そのときに、船に乗って仕事をしたい、豪華客船に乗って――そういうのは、卒業の寄せ書きにも書いていたんですよね。ものすごく自分でイメージをふくらませることができたわけです。
- 佐々木
でも大学は芸大で音楽。
- 菅原
その大学は、写真学科だとか放送学科だとか、舞台芸術だとか文芸だとか、建築だとかデザインだとか、いろんな友達ができたわけですね。で、そういう人たちといろいろな話をして、暇なときにはそういう授業も出させてもらってました。先生もわりと、「学ぶぶんにはいいよ、静かにしてもらえば」っていう先生が多かったですね。
写真学科の授業を受けたりしたのも、すごくよかったです。そのときには、写真をやりたいとか、そういうものはまだ全然芽生えてきてない部分で、まだ感覚的に、自分はどういうふうに芸術を拓いていくか、広げていくかっていう部分もまだ見えてなかったころですね。
20/25
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