ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第51回 玉塚元一さん

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玉塚元一さん
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女性幹部を増やしたい
- 玉塚
熱烈に思っています。現状は少なすぎますよね。
- 佐々木
いま、女性のスタッフは、全体でどのくらいですか。
- 玉塚
そうですね。本部だと、約500人の社員のうち、女性社員は100人くらいですね。幹部と言われているのは7%くらいです。
- 佐々木
100人の女性の中の7人。そこをやっぱり増やしていくというお考えですか。
- 玉塚
今は役員の中にも女性がいないですし、部長やリーダーが本当に少ないですよね。一方、来店されるお客様の約7割が女性ですから。女性の心をつかむことは、本当に大切です。
例えば、週末に買い物に行く時に「あっちの店じゃなくてユニクロに行こう」と言うのは、お母さんである確率が高いし、やっぱり女性が来たくなる、女性が欲しくなるような商品を常に提供できている新鮮な店であるってことがものすごく重要で、女性の視点とか観点は、これから絶対に必要です。
- 佐々木
イー・ウーマン的に言えば、女性といってもいろいろいるから、女ならばいいという視点ではなくて、ある程度選択できる人たちが支える商品が生まれることによって、安いっていうイメージから変化して、ライフスタイルの一部になっていくと思うんですよね。
- 玉塚
客観的に「女性のお客様が何を求めているのか」ということと、経営視点で「今このファーストリテイリング、ユニクロがやるべきことは何か」がわかる人。商品や会社全体の取り組みについて、どこにお客様の考えとのギャップがあって、それをどのように修正していったらいいかを客観的に見られる。そんな女性の視点が、今必要なんですよ。
それは、僕が客観的に女性のニーズを感じるよりも、佐々木さんが感じるほうが絶対正しいはずですよね? それに、お客様の多くが女性だっていうこと以外にも、多様性っていうのは絶対に避けて通れないですよ。
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