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玉塚元一さん
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良いものが、安い+アルファ
- 佐々木
ただ男女の人数が同じだけいればいいってものでもない。一方で女性のサンプル数や、スターは数を増やさなくては始まらない。同感です。ところでユニクロの「女性」って何歳のどういう女性の商品を作ってるんですか。
- 玉塚
主には20代、30代の女性でしょうけれども、本当に幅広い年代の女性にご来店頂きたいですね。また、その女性がどういう人なのかっていうのは、絞り込んでいないからユニクロなんです。主婦だけにも絞り込まないし、OLだけにも絞り込まない。
- 佐々木
店舗で見る人たちの年齢層は、本当にいろいろですよね。
- 玉塚
ものすごく幅広い。でも、それは大きな財産です。
- 佐々木
私も、行くたびに大量に買ってきます(笑)。
- 玉塚
ありがとうございます。
- 佐々木
安い商品というイメージからすでに抜けだしていて、ライフスタイルにも合ってくるような服ということでしょうか。
- 玉塚
ライフスタイルって言葉なのかどうかわかりませんが、いい物が安いっていう、この単純な法則は絶対ではないでしょうか。いい物が安いというユニクロのポジションは、確立できたと思いますね。
でも、これからグローバルに認められるブランドになるためには、そこにプラスアルファのものがなきゃいけない。ある特定のライフスタイルを刺激するものはユニクロじゃないと思います。ただ、もっと何かこうエモーショナルな部分で「いい物が安い」ということだけじゃなくて、やっぱり買いたくなる。それが総合的なブランディングだと思います。
15/21
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