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玉塚元一さん
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ユニクロのDNAをもって経営者になる
- 佐々木
あ、あれ、すごくいいですよね。
- 玉塚
ご存知でしたか。店舗数が330店あって、年商が200億を超えてる会社を買収しました。今回そこの社長になって会社を引っ張って行くのは桑原といって、ユニクロの営業部長をやっていた人間です。彼はずっとユニクロで育ってきて、他の事業の事に関しては未知の分野なんですが、非常にリーダー、経営者としてのポテンシャルがあると思います。こういう人間がまたひと皮もふた皮も剥けて、強みを伸ばし、大きい組織を引っ張っていくようになるために、ファーストリテイリングを飛び出して、ワンゾーンの人たちと一緒になって、もう一度ビジョンを練り直し、立て直していくのがいいんです。3年、5年とやってみて、上手くいったら、彼はものすごく強い存在になります。ユニクロのDNAを持ちながら、経営者の経験をもつんですから。
- 佐々木
そうですよね。おいくつ?
- 玉塚
35歳です。
- 佐々木
いいですね。
- 玉塚
そういうような人の流れになっていくべきだと思いますね。ユニクロとは全然違う文化を持っていて、考え方も、やり方も全然違うフィールドがあって。そこで苦労していろんなことを学んで、また戻ってくる。それで、もっともっとチャレンジングな仕事をする。
- 佐々木
靴はいいなあ、おもしろいなと思って見ていたんですよ。
- 玉塚
靴はいいですね。それに靴はやらなきゃいけないと思っています。カジュアルウェアを提供するユニクロとのシナジーもあるし。単一だった事業を、これからどんどん拡大して、いろんなことに挑戦していきたいですね。
また、さまざまな挑戦の場を、多くのやる気あるリーダーたちに与えて、彼らがそれを乗り越えて、経営者になっていくという流れをつくる。結果として、3,000億の壁をユニクロ事業で突破する。
- 佐々木
理想の企業成長像ですよね。
- 玉塚
ユニクロ事業としては、基本的なことですが、やはり商品力、販売力、オペレーション能力などを上げていくことで壁を突破したい。そしてファーストリテイリンググループとしては、他の事業に挑戦することで、さらに成長していく。ユニクロに次ぐ2本目、3本目、4本目の柱を立てていくということです。
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