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和田裕美さん
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中間層も育てる組織づくり
- 佐々木
下を切っていったら、初めに強い人だけが残ったけれど、うまくいかなかったという経験がある?
- 和田
そうですね。強い人ばかり採用できたわけじゃないんですけど。強い人ってご自身の考えを持っているから、意見がぶつかるときがあるんです。
意見がぶつかるときって非常に大切なことなんですけど、その人が私と対等に一対一で言ってくれればいいですけど、たとえば30人くらいいる前で攻撃されると、その人には、私の味方を取ろうとか私の派閥を取ろうとか、違うエネルギーが働いちゃうんですよ。そこで抑えると、辞めていくんですよ。
だから、自分がもっともっとパワーアップしないと食われちゃうと思ったので、その部分で自分が弱いときは、そういう人を育てたり。
あとは強い人を探していると人数が増えないから、「私、向くかな、向かないかな」って思ってる人を一人一人育てたほうが人数が集まる。
- 佐々木
強さだけでなく、営業は人数が必要だってことですか。
- 和田
マンパワー・ビジネスですから、はい。
- 佐々木
どんなに優秀な人で5人しかいないよりも、そこそこでも20人いたほうが売れる?
- 和田
それは言えますね。強い人ひとりでも十分に活用できるんですけど、組織作れない可能性があるんですね。その人が、部下を育てられない可能性があって、そうすると歩留まりになるので、やはり将来的な幅を見れば……。
- 佐々木
長期的な組織力を考えると、人数が多い方がいい。
- 和田
そうですね。もうちょっと増えてくれば、自分のレベルが上がって増えてくると、強い人がふっと。直で育てて、そしてここで違う第2部隊、第3部隊で優しい組織を作るとかっていう風に変えていくんですけど、そういう風にしてました。
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