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和田裕美さん
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性格がいいか、悪いか
- 佐々木
和田さんが一生懸命に教えようとしても、いくら言ってもできない人もいますよね。
- 和田
います(笑)。
- 佐々木
どうやって育てました?
- 和田
性格がいいか悪いかがものすごく重要で。どういうものさしで意地悪を計るかって難しいんですけど、思いやりがない人っていますよね。たとえば「私さえよければいい」とか、上司の前ではニコニコしてて、こっちを向いたらアッカンベーとか、裏表が激しいとか。人間そのものの性格ってありますよね。私は、仕事ができるかできないかじゃなくて、性格の部分がちょっと合わないなと思うと、もう構わないんです。
- 佐々木
え、構わない(笑)? でも、採用しちゃった後にしかわからないし。
- 和田
最初は育てる努力をするんですけど……。
- 佐々木
あきらめちゃう?
- 和田
そう、あきらめますね。あまり無駄なことをやってもしんどいから、もっと素直で頑張りますっていう子にエネルギーを注ぐんですよ。
- 佐々木
贔屓だって言われない(笑)?
- 和田
言われてもいいんです。そのほうが自分はどうしてそうなのかっていうことに気づいて、「どうしたらいいですか」って言われたら、こういうことがいけないってことを伝えるんですね。
それで直そうとするんであればかわいいし、直そうとしないんだったら、組織を乱すから要らないですね。
- 佐々木
そういう人って、退職させるのは大変なんじゃないですか。他に行くところがなかったりして。
- 和田
そうですよね、きっと。ただ、そういう人は自分を知らないので、辞めるときは「青い鳥」みたいになってるんですよね。だからそのときは全然気にしないで、あとで気づくんですけど。そういう方が一部分で、あとはたとえば、性格はいいんだけど声が小さいとか、愛想が悪いとか、笑顔が作れないとかっていう人には、手取り足取り丁寧に教えます。
- 佐々木
え、どういう風に?
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