ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第54回 進藤奈邦子さん

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進藤奈邦子さん
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ジュネーブのWHOへ
- 佐々木
お久しぶりです。WHO(世界保健機関)勤務のため、スイスのジュネーブに行かれたのが2002年の5月でしたか? 忙しいでしょう?
- 進藤
はい。それから、さまざまな感染症のアウトブレークがあったんですよね。2002年の年末には、まずエボラ出血熱があって。
- 佐々木
そうでした。
- 進藤
それで、クリスマスは無い状態で、年が明けて休もうかなと思っていたらSARSが始まったんです。WHOに入ってからフィールドに出かける機会がすごく多くなって、で、最初の大きなイベントがSARSだった。それで、私は2003年4月からはシンガポールだったんですね。
- 佐々木
SARS対策で最前線に。国立感染症研究所の主任研究員だった進藤さんの専門は感染症。少し前までは感染症って言われても、あんまり身近なものじゃないと思っていたのに、SARSとか鳥インフルエンザとかO157とか、なんだかいきなり進藤さんのお仕事が身近になってしまった。
- 進藤
そうです。わりとおなじみになってしまったんですね。
- 佐々木
残念ながらね。ちょっとおさらいなんですけど正式のポジション名は?
- 進藤
メディカル・オフィサーです。WHOには、厚生労働省から派遣されて行ったんです。
- 佐々木
WHOでの様子や今のポジションも伺いたいのですが、まずは、SARSのときの様子、話してください。
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