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進藤奈邦子さん
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国連にもっと日本人を!
- 佐々木
これからどうして行くんですか。WHOでプロパー採用された今、スイスに永住?
- 進藤
一応定年が62歳になってたので任期は定年までなんですよ。ただ、いていいというのが、いる、というわけじゃないから、今後さまざまな選択肢があればまたトライしてみたいと思ってます。
- 佐々木
日本の女性がプロフェッショナルなレベルで海外で働くっていう事はいい事ですね。
- 進藤
日本はそういう意味で国連ではunder representedだし、その上、国連全体として女性を昇格させようとしているし、ま、その2つはポジティブな要素が揃ってるわけだから、チャンスはあると思います。あとは、政治活動するか。
- 佐々木
できるか。それだけ正当な理由があるなかでも、出て行けるような人材が今、日本の中にいると思います?
- 進藤
うう〜ん、いる。でも少ないでしょ、やっぱり。
- 佐々木
だから行ってないっていうのは、行けないのではなくて、育ってないのね。
- 進藤
もとが少ないのと、やっぱりいい人は国に必要だから、なかなか出してもらえない、っていうのもある。一度出てしまうと日本のシステムに戻りにくいというのもあるし。わたしも途中で絶対帰れって言われて、帰る覚悟できてたんだけれども、帰れって言ってた人が異動になっちゃって、まあ、もうしばらくいてもらいましょうってことだったのね。わたしの職場もSARSなんかもあって、予算がついて、たくさん優秀な人材が入ってくれたわけですよ。人材の層が厚くなった。だから進藤が帰らなくても、国は回ってるわけなんで、お前は出しておいても、とりあえず、こっちはこれだけいいスタッフが揃ってるから、やっていけるよ、っていう事になったんです。層が厚くならないと、なかなか海外に出せる余裕がない、ってことです。
- 佐々木
人が足りない。
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