ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第58回 パク・ジョアン・スックチャさん

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パク・ジョアン・スックチャさん
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私のミッション。気づいたから、言う。
- パク
海外でも有名なの。日本人男性は夢がないって。女性は仕事、家庭、育児の三重苦が肩にのしかかっていて、大変。社会はどうなっているかっていうと、家庭の影響で、少年犯罪が増え、治安が悪くなっている。父親も母親も子どもも企業も社会も、だれも得していない。
なぜ会社を辞めて、この仕事をしたいかっていうと、これは自分のミッションだと強く感じたんですよ。やっぱり気がついた人から言わないと。日本では、長時間労働が当たり前で、夕食を家族揃って食べられないのが当たり前っていう。ところが実は当たり前じゃなかったんだ、当たり前じゃないんだよ、っていうのを、気がついた人から言いはじめないと気がつかない。それにこのままだと、日本社会全体が崩れていってしまう危機感があります。
- 佐々木
なるほどね。パクさんのご主人はサポートしてくれますか?
- パク
彼は家事が苦手。私の場合は、50:50に家事を分担しようとは全然思ってなくて。でもとてもサポーティブ。彼が大体8時台に帰ってきますから。週4、5回くらいは家族揃って夕食を一緒にできる状態で、その時に、子どもたちの一日の報告会があるんですよ。学校で何をした、どうした、誰々にいじめられた、なんて含めてね。
そうなると、たとえば、犯罪や問題をおこすにしても、そのサインがわかる。ちゃんと食事時間にこういうようなことをしていると、全然違う。やっぱり親としての責任はね、自分の子どもが何かをしでかした時に、それをキャッチできるかどうかっていうこと。大事だと思いますよ。
- 佐々木
そうですね。それを食事を一緒にしながら小さな変化を毎日の中で見つけられるようにしているわけですね。
- パク
そうです。子どもたちは、家族と一緒に話すことを毎日楽しみにしている。パパにもすごくなついて、本当によく会話をしています。
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