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アシハラヒロコさん
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どんなコンセプトの家にしようか
- 佐々木
以前、ある子育て関連のパネルディスカッションでご一緒した男性が、自分の高校生の娘たちがいまだに、道を歩いてても「お父さん」って抱きついてきたり、記念撮影のときに「おんぶして」って言ったりする。自分の家では、子供が生まれてから毎朝、必ず全員で朝食を食べてきた。それから夜寝る時は、家中を全部きれいにして、片付けてから寝てきた。家の中がクリーンなことと、毎日一回は家族全員での食事がとても大切だって。
- アシハラ
素敵。すごく重要。だから型にはまる必要はないし、私は型にはまった発想を持っていないので、この方だったら、こういうゾーニングがあったら、きっと家族同士が仲良くなれるだろう、って考えるんですね。
だから私たちの仕事はもう、初めにコンセプトありきなんですよ。インタビューしているうちに、このうちだったら、光と風が満ちているような家で、どこも見渡せて、お母さんが家の中心にあるような家であれば、ご家族は幸せに過ごしていただけるだろうとか、
広いリビングにして食べるところもキッチンもみんな見渡せて、閉めようと思えば閉められるけど、誰かが好き勝手にピアノを弾いてたり、パソコンをやってたり、宿題をやってたりしても、なんとなくお互いの存在が感じられるような家とかね。それはもう、いろんなことを考えるし。
- 佐々木
住宅が多いというと、お客様がご自分の一軒家を依頼してくるケースが多いのですか?
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