ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第70回 一色 真司さん

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株式会社代々木学園代表取締役社長、代々木高等学院学院長
一色 真司さん
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学校のかわりに、進学書類もつくりました
- 一色
学校へ行ってないから、結局、「出席日数0 」。で、調査書も書きようがない。だから評価を書けない。その状態で高校に出したら、まあ、公立はまずアウト。私立に至っても、逆に怖がるんですよね。「病気でもないのに行けないって、どういうことなんだ?」みたいな。
で、僕らは、私立は営業的にも付き合いがあったんで、つながりのある私立学校に「いや、個別に付き合ってみると、この子はこうなんです」と、調査書の代わりを僕らが書面で出してあげるのと同時に、模擬試験やってましたから偏差値が出ますよね。そういうのと添えて、「成績と人物は、こういうことなんです」っていうことで提出して、私立に入れてたんですよ。
- 佐々木
それは、頼もしい。
- 一色
で、それが年々増えてきた。増えてきて、入れてはいくものの、結果的に、学校の受け入れ体制は普通ですから、波に乗れる子はいいんですよ。半分以上は波に乗れちゃうんです。「自分でなんとかしよう」って気持ちがありますし、環境が変わりますから、なんとかなる場合もある。でもやっぱり、なんとかならなくて、潰れて戻ってきちゃう、という子どもたちも増えてたんですね。
- 佐々木
「家庭教師の派遣ビジネス」っていうイメージと、今、一色さんがおっしゃってることとはずいぶん印象が違います。たとえば「調査書を書いてもらえないんだったら」って言って、先生のところに行っちゃうとか、知ってる私立に頼みに行ってあげるとかっていうのって、随分ちがいますね。一般的に、家庭教師派遣会社は、そんなことやってくれないでしょう?
- 一色
まあ、大手はドライに割り切ってるかもしれないけど、小さいところは意外とやってくれるんじゃないですかね。周辺サービスじゃないんですか? 付帯サービスというのか(笑)。別に、オプションで料金取られるわけじゃないですけどね(笑)。ただ、そういったところから紹介を貰えたりっていうのがありましたから。
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