ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第70回 一色 真司さん

70 |
株式会社代々木学園代表取締役社長、代々木高等学院学院長
一色 真司さん
|
|
|
認可より、認知
- 佐々木
株式会社として、こういうことができるようになったっていうのは、よかったとは思うけど、もしさらに改正されて学校法人が可能な場合、学校法人にします?
- 一色
内容次第ですね。やりたい学校を今のままやらしてくれて、学校法人であれば、それはそれで、助成金が出る分、いいのかな、と思いますよね。
ただ、逆に言うと、イギリスなんかのイートン校なんかは「インディペンデントスクール」なんですよね。要は、「自立している。紐付きじゃありません」っていうのが、彼らのプライドなんですよ。だから、そういった意味では、「紐がつく=口を出されるんであれば、やらないほうがいいかな」っていう。
- 佐々木
「イートン」って、確か全寮制ですよね? 全寮制は考えられます?
- 一色
大変です。
- 佐々木
(笑)そうですね。じゃあ、オルタナティブスクール。これから、どういうふうにしていきたいですか。
- 一色
まず1つは、仕組みとして作り上げていくということ。「こんなの、あっていいんだよね」っていうことを、僕は、社会に定着させていきたいんです。認知をさせていきたい。認可よりは、認知ですよね。
こんな本を出しても、なかなか知らないですからね。やっぱり、学校で動く、マスコミが取り上げてくれるっていうことによって、知名度が上がる。「ああ、そんな学校があって、こんなこと、『あり』なんだ」って。で、これからは子どもたちがいろんなところで活躍してくれれば、って。
- 佐々木
このウィンウィン対談でも、少しは、認知が広がるといいです。それと、卒業生の活躍があるといいですね。そこから、こういった高校もありだって、わかるようになるだろうし。
- 一色
そうなんです。
29/31
|
 |
|
|