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マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社 代表取締役社長、組織人事コンサルティング部門 アジアパシフィック上級副社長
柴田 励司さん
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4年生の時、言われました。「どんな会議でも、出たら最初に発言しろ」
- 佐々木
へえ、じゃあ、やんちゃな男の子ですね。お父様とお母様のしつけの中で、何か大きく響いていることとかはありますか?
- 柴田
ええとね、ほとんどしつけらしいしつけは、なかったです。唯一、「人が嫌がることはするな」ということは、よく覚えています。それ以外は、母親が意識して、一人っ子なもんですから、「過保護になっちゃいけない」っていうことで、母親も極力、習い事に行ったり、パートに出たりして、鍵っ子みたいな生活をしていました。
これは、ある意味でよかったんだと思いますけどね。だから、勉強をしろって言われたこともほとんど記憶にないし。ただ、学校の先生、特に小学校、中学校は、いい先生にめぐり会いました。
- 佐々木
どんな?
- 柴田
今でも覚えています。その小学校4年生の時の相沢先生っていうのが、「どんな会議でも、出たら最初に発言しろ」と。「分からなくてもいいから、とにかく手を挙げろ」と。
で、それは今でも実は継続していて。「手を挙げて発言するっていうことは、それだけ真剣に物を聞くようになるし、覚えられる。1回目に手を挙げた人のことは覚えているけど、2回目以降の人はみんな覚えていない。だから、それは必ずやれ」と言われて、「ああ、そうだ」と思って、やってますけどね。ただ、某経済団体でそれをやったら怒られましたですね。最初は順番決まってるんですよね(笑)。
- 佐々木
(笑)この若造が、と。
- 柴田
この若造が、と、ちょっと顔色変えて事務局の人が来て、「自由発言の時にお願いします」と言われました。
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