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パトリック・ダヴィッドさん
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どこの家庭からも、歓迎されて招き入れられる職業だから
- 佐々木
ここで個人的な質問に移らせてください。ダヴィッドさんはどんな子どもだったのですか? ご両親もお医者様ですか?
- ダヴィッド
違います。
- 佐々木
ではなぜ医師になろうと決めたのですか?
- ダヴィッド
医師は往診をするので、いろんな人たちの家の中にはいり、どんな生活をしているか見ることができることが、魅力でした。
- 佐々木
え? 面白い。何歳のころ思ったんですか?
- ダヴィッド
小学校にはいったばかりのころです。往診をして、患者の家のなかに入れることは、医師だけに与えられた特権だと思ったのです。
- 佐々木
家政婦さんだって、家の中に入れますよ。
- ダヴィッド
それはそうですが、家政婦さんが働いている時には、家の持ち主は留守にしていることが多いですからね。そうすると家族には会えないでしょう。
- 佐々木
ああ、本当にそれが医学部に進んだ理由ですか?
- ダヴィッド
どこの家庭からも、歓迎されて、中に招き入れられるという職業はすばらしいと思うのです。それぞれの家庭がどのように暮らしているかを、見せてくれるのですよ。
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