ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第76回 三富 正博さん

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株式会社バリュークリエイト パートナー 公認会計士、米国公認会計士
三富 正博さん
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海外に行ってみたい
- 三富
分かんない(笑)。英語はできないし、英語の勉強も大嫌いなんだけど、「海外に行ってみたいな」っていうのがあったんです。だから会計事務所も外資系に入ったんです。そしたら、4年ぐらいしたら、海外へ行けるチャンスが出てきたので、行っちゃったわけ。
- 佐々木
でもだから、英語が、そのときまでには、できていたんですよね?
- 三富
とんでもないですよ(笑)。英語はできなかったのに。で、9年間の中で、結果として英語ができるようになったわけ。でも英語を使って仕事はできるけど、英語は実はあんまりうまくないんです。そもそも、アメリカではみんな英語喋ってるから、英語がうまい必要もないし(笑)。
- 佐々木
なるほど。でも、なんか、すごくラッキーですね。
- 三富
そうですね(笑)。向いていたんです、アメリカに、性格が。
- 佐々木
生真面目な日本人の性格は、あんまりアメリカには向かないように思うけど、どうでしょう?
- 三富
ああ、だからね、本当は生真面目じゃなかったんです、そういう意味では。なんて言えばいいのかな……。アメリカに本当に合っちゃったの。水を得た魚のようになっちゃったんですよ、アメリカに行ったら。
- 佐々木
もしかして親から離れたっていうことが嬉しかった?
- 三富
それもあるかもしれないけど……、日本から離れた、日本の価値観から離れたっていうのが大きいんだと思う。たぶん、一番それが大きかったんだと思う。
- 佐々木
ああ、たとえば、私も今でも毎回ニューヨークのJFK空港に着くと、その瞬間に、すごく自由な気持ちになって、「ああ、私は私でいいんだ!」って感じる。……それかしら、きっと。
- 三富
そうそう。日本にいると、常に「優秀でなきゃいけない」とか、そういうステレオタイプなイメージがあったんだけど、アメリカだと「いろんな人がいていい」ってことだったんで、「自分がやりたい放題やっていい」っていう自由があったんで、もう、その自由を満喫しちゃったんです。アメリカに行って初めて「自由」の意味がわかったってこと。あと「自由と責任」が常にセットであることも(笑)。
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