ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第76回 三富 正博さん

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株式会社バリュークリエイト パートナー 公認会計士、米国公認会計士
三富 正博さん
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アメリカでは、上司が「サンキュー」って言ってくれた
- 佐々木
仕事で行ったのも、そういう意味ではよかったんでしょうね。
- 三富
そうですよね。アメリカに行くときに、日本の上司から、「アメリカのアンダーセンはすごく厳しいんだ」って言われたわけです。「だから、クビにならないように注意しろ」って。でも、行ったらアメリカのほうが僕にとっては楽だった。全然まともなの。
最初に行ったサンフランシスコ事務所の上司は、人の話は本当に良く聞くし、仕事をしたら「サンキュー」って言うし、よく働くし、とても楽なんです。だから、そういう空気感のある仕事場が自分にはとことん向いていたんだな、っていうのが分かったわけ。
- 佐々木
そうか。9年間で、自分の何が伸びたと思われます?
- 三富
総合力、企業価値で言う「文化の価値」や「長期的な価値」の部分。あのね、9年間、いい上司といい部下に恵まれて、野球で言えば大リーグみたいなところで、気持ちよく、毎日一流の人たちと高い基準で野球をしていた、みたいな、そんな気分なんですよ。逆に、人種差別したり価値観が歪んでいるような人もなかにはいたけど、そういう人とは喧嘩しても特に問題なかったし……(笑)。僕、英語でアメリカ人と喧嘩すんの実は得意なんですよ(笑)。だから、すごく楽しかった、毎日。自分の周りにいる人はみんないい人で、みんな優秀で、そういう中で働いていたから。
- 佐々木
それはすばらしい。
- 三富
そう、なんの文句もない。なんの文句もないんですよ、本当に。
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