ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第78回 伊藤 麻美さん

78 |
伊藤 麻美さん
|
|
|
保育室を作るのは、社員のためにもなるかな、って
- 佐々木
お子さんは女の子、それとも……。
- 伊藤
男の子です。
- 佐々木
男の子か。生まれて、1カ月だと、動かないから(笑)……私1、2カ月目ぐらいからずっと会社に連れてきていたんですよ、初めの半年は。動かないもんだから、置いて仕事をしていたんですけどね(笑)。どういうふうに、これからやっていきます?
- 伊藤
そうですね、それがこれからの課題で、保育所を探さないといけないと思ってて。
会社までは距離があるので、連れて行くのはかわいそうですよね。それと、やっぱり工場なので、空気の問題もある。だから一つは、まあ、これは私の身勝手なんですけど、「保育室を作ろうかな」って思ったんです、会社に。そうすると、今、製造業って、ちょっと大手が景気がよくなってきたんで、人をみんな持っていかれっちゃって、人手不足なんですよ。で、保育室を作ることによって、人材が集まってくれるんじゃないかなと思って。
- 佐々木
それはあると思いますね。いいアイディア。私も妊娠してたとき、ここを保育室にしようって、社内で決めていた場所があるんですよ。でも生まれた瞬間に、「あっ、ダメだ」と思ったの。だってそこ、窓もなにもなかったから(笑)。
生まれるまでは、「このスペースに子どもが入れるよね」っていう感覚だったんだけど、自分の子どもが生まれて初めて、日が当たってないとか、風通しが悪いとかっていうことが実感できてね。みんなで大笑いしてね。子どもがいない時は、「何畳ぐらいあればいいかしら?」みたいな感じだったんだけど(笑)、絶対違いますね。だから、保育所、いいのができればいいですね。きっと、働きたい人がいっぱい来ると思う。
- 伊藤
だから、会議室を一つ潰そうかな、と。まあ、すぐにはできないですけど。あと2〜3人産みたいので、それは考えていきたいと思います。
- 佐々木
素晴らしい。ああ、もう時間です。あっという間にたってしまいました。「国際女性ビジネス会議」で、続きをお伺いできると思いますし、これからは、どんどんイー・ウーマンにご登場くださいね。プライベートでも仲良くさせてください。今日はどうもありがとうございました。
対談を終えて
あるパーティで、挨拶をしたのがきっかけでした。大学の同じ学科の後輩にあたると聞き、そして会社を再建したと聞き、一瞬でファンになった私が、メールを送って対談のお願いをしたのです。すると出産したばかり、というメール。どんどん親近感がわきました(笑)。インターナショナルな教育を受け、一方でしっかりした日本の礼儀作法を身に付けている、地に足の着いた、強くて、しなやかな女性経営者です。彼女の魅力が対談から伝わりますように。……これからは、イー・ウーマンに沢山ご登場ください。一緒にいろいろ取り組みましょう!
24/24
|
 |

|
|