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伊藤 麻美さん
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選択と集中で、3部門の1部門を閉鎖
- 伊藤
そうですね、最初はそうでしたね。それが社員の意識改革につながったのと、その医療のが成功したので自信がついて、「じゃあ、次はあれしよう、これしよう」って。あとは、選択と集中で、3部門あったのを、1部門閉鎖しました。
- 佐々木
なにを?
- 伊藤
溶射という、飛行機部品によく使われる表面処理で、磨耗しなくするためにハードなコーティングをする技術なんですけど、たまたまその分野の仕切っていた人が、私が会社に入る数カ月前に辞めてたんです。辞めて、お客さんと従業員を連れていっていたんです。だから、どんどん売り上げが下がっていて、これを継続すべきかどうするかっていうので、いろいろ調べて、溶射の技術の今と今後と、うちの今と今後と照らし合わせて、「もう、これは閉鎖しよう」と。
採算部門だったのですが、人員も限られているので。集中すれば、営業ができますよね、だから、そういうのもよかったと思いますし、いろんなことがたぶん重なり合って、黒字につながっていったと。
- 佐々木
その決断をする時には、だれかと相談されたりしました?
- 伊藤
いろんな人に話すんです。いろんな人に相談をして、意見を聞いて。
- 佐々木
たとえばどんな人ですか? 会社の経営のことだから、だれかれしゃべるわけでもないですよね?
- 伊藤
そうですね、たとえば友達のお父さんの経営者とか、あとはその税理士さんとか、あと、もちろん母にも話しましたし。でも、最後は自分で決断せざるを得ないので、全部自分で決めていきました。
- 佐々木
社長をやってみて、面白いでしょ?
- 伊藤
はい、楽しいです。
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