ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第78回 伊藤 麻美さん

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伊藤 麻美さん
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ファンキーな家族でした
- 佐々木
お話を伺っていると、お父様お母様が身近にいた期間が短かったわけだけれども、すごく立派なお子さんに育って(笑)。なんていうんだろう、ちょっと変な言い方かもしれないけど、親が長生きしていればいいってもんじゃないですね。しっかりきちっと教えるっていうことが、大切なんだなって感じたんですが。自分の今の子どものことを考えると、20歳や30歳になった時に、こんな立派にはならないだろうなって。
- 伊藤
そんな、とんでもない、私はもう本当に、立派なんかじゃないですよ。
- 佐々木
ご家庭の教育も、ユニークだったのよね? だって、そもそも、ご両親が日本の方なのに、小学校からインターナショナル・スクールですものね。今から30年も前のことで。
- 伊藤
まあ、すごくファンキーな家族でしたよ。
- 佐々木
ファンキーな家族?
- 伊藤
うちの母とかディスコに行っちゃって。「スシバーのチケットが余ったから、行ってらっしゃい」とか言って、13歳の私にフリーフードとかフリードリンクのチケット渡して、「ディスコに行け」って促して。それで私、13歳だったんですけど、実はそのころ、「チャーリーズ・エンジェル」のファラ・フォーセットが好きで……。
- 佐々木
ロングヘアーでクルクル、だったんですか?(笑)
- 伊藤
そうそう、やってたんですよ。日本の学校に行ってたら、そんな髪はできなかったと思いますけど。だからたぶん13歳の時が一番老けてたと思うんです(笑)。そんな髪だから、平気でディスコに行っても、入れてもらえたし。母には、「こんな踊りはどう?」とか指導してもらったり(笑)。
- 佐々木
すごく、明るかったのね。で、お父さんからは、やっぱりさまざまなこと、経営のことも教えられていたみたいですね。
- 伊藤
そうだったんですかね。結構、父は厳しい経営者だったそうなんですけど、すごく厳しい父が、子どもの私が会社に行くと、「チビ、なんだい?」って言って。「もう、メロメロだった」って社員が言うんです。だから、そうか、父は厳しい経営者だったんだって思って。
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